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2009年 07月 01日
マイ・クアトロ、手に入れてからも10年経つけど、ハイ・ポジションがちょっとスムーズでないので、もう1本欲しくなっていました。 クアトロって、いわゆる楽器屋にずらっと並んでいてそれから選ぶ、って言うような形じゃなくて、工房に行って買うのが主流。 工房で、職人さんが手作業で作っているのです。だから、好みの音、形、かざり細工などにこだわるなら、まず工房・職人さんを選ぶところからスタート。 で、どのマエストロのクアトロにするか? プエルトリコのクアトロ奏者のトップ2のエドウィン・コロン・サヤスとプロディヒオ・クラウディオに相談してみました。(最初の写真がエドウィン。2番目がプロディヒオ) すると、二人から出てきた名前は、やはり予想通り、巨匠ハイメ・アリセア。 アリセア名人はベガ・バハの緑深い山の中に工房を構える、まさにヒバロな職人。エドウィン、プロディヒオ、ペドロ・グルスマン、ヨーモ・ロト、キケ・ドメネチ・・・と彼のクアトロを愛用するプレーヤーは数知れず。 このドン・アリセア、もともとクアトロ、ヒバロ音楽の大好きなお百姓だったけど、どうしても自分の気に入るクアトロがない、って作り始めて、その楽器の素晴らしさが評判となって、クアトロ作り一本でこの道一筋。だkらクアトロも上手いし、一家全員が音楽やってる。楽しいねえ。 →一仕事を終えて工房の端っこで演奏するアリセア一家をYouTubeで見る 一度、マガジンハウスの「Brutus」誌がプエルトリコ特集をした時にも紹介されていたので、知っている人もいるかも。(いや、ほとんどいないかも) 良い物は基本的に注文を受けてから作る受注生産。注文する人の音の好みを聞いて、寝かせてある木 から最適なものを選んで、じっくり削りだしてボディーを作るのです。 ほんとは工房に通って、ああだこうだ、ボディーはラウレルの木が良い、いやマホも悪くない、いやグァラグアオの木だ、とか話して楽しみながら仕様を決めるのだけど、さすがに毎週末、ビールとレチョン携えてお邪魔するにはプエルトリコはちょっと遠い。 なので、プエルトリコ人の友人に間に入ってもらい、音の好みとか響きとか色々話してお願いしておりました。 そして、昨日連絡が来ました。ついに完成!写真を送ってきてくれました。 じゃん! 丁度、来週日本人の友人が島から帰国するので、引越し荷物に入れてもらう事に。一月ほどで日本にやってくる予定。 どんな響きかな。楽しみです。
by mofongo
| 2009-07-01 00:09
| Musica
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