2010年 10月 19日
『魔法じかけの言葉』/ブラジル映画祭2010@ユーロスペース
ブラジル映画祭2010@渋谷・ユーロスペースに『魔法じかけの言葉/ "Palavra (En)cantada"(2008年 ブラジル)』を。
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「Palavra/言葉、詩」をキーにブラジル音楽の歴史を描くドキュメンタリー。
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いきなりアドリアーナ・カルカニョット/Adriana Calcanhotto が出てきてうれしい。3年前来日時にファンになった。
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そしてレニーニ、シコ・ブアルキ、トン・ゼーなどなどが詩と詞と音楽について語るスタート。おー!とわくわくして見る。
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昔の街中の即興詩人(ポル語でなんて言うんだろう。西語ならドロバドール)や物売りの歌(西語ならプレゴン)の映像に泣く。この2つには弱い。

だれだったか忘れたが「ブラジルの文化はオーラル(口述的)だ」って言ってたのが印象深い。口述的な文化があるところはいずこも魅力的。

そしてサンバとの関係。カルトーラ、ドリヴァル・カイミなどの話。カイミ、ちゃんと聴き直さなくちゃ。
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それからボサノヴァへ。ジョアン・ジルベルト、ジョビン(音はDesafinado)、ナラ・レオン、ヴィニシウス・ヂ・モライスなどを通して詩/詞の関係が語られる。

Chico Buarque & Nara Leão
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http://www.youtube.com/watch?v=Kye_O-l6uMc



そしてレニーニが「ポル語には母音が7つある、その響きが素晴らしい特長なんだ」って言うのに、うーんなるほど。そしてそれを説明する「Meu amanha」って曲がかわいい。

Lenine - Meu Amanhã
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http://www.youtube.com/watch?v=F7uW1J9Ox_Y


そして時代はトロピカリアへ。
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カエターノ・ヴァローゾの1967年の「アレグリア・アレグリア」の映像と「ポップ・ミュージックとはなんですか?」とインタビューされる映像が貴重。カエターノ、めちゃ若い。それからトン・ゼーのキャラが素敵。ジミヘン、好きそう。

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いよいよ時代は今へ。
シコ・サイエンスとジルベルト・ジルのライブ映像が出る。懐かしい、そして合掌。レニーニが「Jack Soul Brasileiro」を歌う。かっこいい!「ブラジルは皆混血」と話す。納得。

Lenine - Jack Soul Brasileiro

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http://www.youtube.com/watch?v=KwcK7vF2t0A



最後にアドリアーナが「Minha Musica」という曲を弾き語り。すごくよかった。詞の内容とポル語の響きが連携してる。西語や英語の響きでは同じものにならないだろうな。不思議。

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詞が音となって空気を震わすと、何か別のものが生まれるってすごいことだ。抑揚や高低、強弱はリズムやメロディーとなって「歌」になる。

もう出演者や映像が素晴らしく、ディープで、それだけでたっぷり楽しめたけど、何より「歌」や「詩と詞と音楽」について考えさせてくれた素晴らしい映画でした。

「歌」をもっともっと楽しむのに言葉の勉強をもっと楽しもう、と小声で決心したのでした。
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by mofongo | 2010-10-19 23:32 | Musica


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