2010年 12月 02日
ホベルタ・サー&ペドロ・ルイス@リキッドルーム 2010.11.30
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ペドロ・ルイスは友達のTatzに教えてもらったのが最初。彼はMocidade Vagabunda (モシダーヂ・ヴァガブンダ=グダグダな青春)っていうグループの一員。このグループ、とってもかっこいいサンバを中心とした音楽をやるのだ。CDも出している。(MVの事はまた別の機会に)

→Mocidade Vagabundaのサイトへ

ペドロ・ルイスと彼のグループParede(パレーヂ)からホベルタ・サーを聴くようになった。

ブラジル音楽に初めてやられた頃、アルシオーネの『Alerta Geral』やベッチ・カルバーリョの『Mundo Melhor』とかあったせいか、女性の歌に弱い。ホベルタを初めて聴いた時も、無意識に彼女らと重ねてみたりだったのだけど、そのうまさと声ざわりでファンになった。

今まだ29才、初々しささえ残る歌は今しか聴けない。そしてこれから先彼女がどう変わってゆくのか聴いて行きたい、とか思いつつリキッドルームに向かった。

◆◆◆

19:30を回ってフロアはステージが始まる期待感で一杯。DJは中原仁さん。

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一曲目は広がりのある穏やかなデュエットでスタート。ペドロ・ルイスのアルバムの曲だ。なんだっけ。

2曲目から4曲目は彼女の1枚目『Braseiro』から。3-4曲目のリズムのフィーリングにうっとり。特にドリヴァル・カイミの4曲目はとてもよかった。

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ロベルタの声はとても安定していて、細かいニュアンスをしっかり歌い込む。声を「押す」ところ、「投げる」ところ、「切る」ところが普通に話しているように瞬時に選ばれ、揺らぐことなく声になっている。

そして何と言ってもリズム感。そこが一番ノックアウトされたところ。これがバイーア/ノルデスチの感覚?引き込まれるノリ。

音もリズムも外れないって、当たり前に音程や拍に乗っかってるって事ではない。歌を彼女のやり方でドライブ/グルーブさせる為の、動かせない一点一点の場所に感情と声を置くことが出来るってこと。

歌詞を予習していった曲は、言葉が彼女の体を通して歌となり、こちらの体に入ってくるのがより強く感じられる。

それがキュートな笑顔やしぐさと組み合わさるのだからやられたー。

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ペドロ・ルイスはロベルタをメインに出しながら何曲かでリードを取り、ギター、カヴァキーニョ、小物のパーカッション、コーラス。ホベルタを支えるのが楽しそう。

バックも素晴らしかった。ホドリゴ・カンペーロ。ギターを弾きつつ、PCをコントロール。音色のカラフルさと時に「ロック魂」を感じるアタックがとても良かった。
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そしてドラムのエルシオ・カファロ。大きなタイム感がタイト。そしてドラム臭くなくて素晴らしい。 この2人が作る時にすきまのある音が、ホベルタの歌と絶妙のバランスだった。



「Menina Bonita」、「Fogo e Gasolina」・・そしてロックやレゲエ/スカ/ラップと言った今の”標準装備”の音の色がブラジルの色と混じり合うグラデーションはとても面白い。

アンコールはアドリアーナ・カルカニョットも歌っていた「Mao e Luva」だった。うれしい。ペドロの作品。
そして宮沢和史が『Afrosick』でペドロと共作した「Brasileiro em Toquio」。フロアはウエイブ。

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アンコール2曲やってくれてもやっぱり収まらない。拍手が続き4人が戻ってきて最後にサンバ。男3名がリズムを繰り出しホベルタがリズムに乗って歌い舞う。とても小さな編成から強固で濃密な時間が作り出される場にいるのはとても幸せだった。

@Liquidroom, Ebisu, 2010.11.30

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来日特設サイト(http://www.latina.co.jp/robertaepedro/top.html)
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by mofongo | 2010-12-02 01:28 | Musica


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