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2005年 12月 07日
クリスマス・シーズンはウキウキ・ムードの国は多いけど、プエルトリコは他の国に比べて特にその傾向が強い。 空港も例外じゃない。12月になると、まずメインのホールに教会が出現します。旧市街のサンファン大聖堂を模したデザイン。「ナシミエント」(キリスト誕生のシーンを表すマリアとキリストの像)に東方の三賢者もしっかりと配置です。パスクア(ポインセチア)の鉢も並びます。 そして周りにはプエルトリコの伝統的な庶民の家を模ったものも並びます。こんなクリスマス・ムードたっぷりのホールにクリスマス伝統の音楽、「アギナルド」や「セイス・チョレアオ」なんかを演奏するグループが登場したり、また同じく伝統の音楽「プレーナ」が登場したりするのでした。 こんな空港での様子でもわかるように、プエルトリコではクリスマスと音楽は切っては切れないもの、というよりクリスマス=音楽(&料理&パーティー)みたいな感じなのです。 プレーナが練り歩く"パランダ"、夜中にアギナルドのバンドが寝静まった家を"襲撃"する"アサルト・ナビデーニョ"、そしてもちろんサルサやメレンゲ、レゲトンもパーティーでは大事ですね。 このあい書いたとおり、空港にすらプレーナ隊が練り歩くわけです。でも観光客を楽しませるため、というより地元のみんなの為と断言してもいい。 だって、プレーナ隊が通過するとき、地元の旅行客はもとより空港職員が手拍子、ステップ、歌と楽しんで参加しちゃう。 全米主要都市、カリブ全域、そしてヨーロッパへの直行便と発着便数は羽田より多いこの大空港の機能は、プレーナ一つで簡単にストップしてしまうのであった・・・。 でも、生活と音楽がほんとに密接、ってことなんだよね。音楽好きにはちょっとうらやましい。 さて、大聖堂のミニチュアのあるホールから1番ゲートの方向に歩いていくと壁はクアトロやグイロ、コンガやボンゴと言った当地には無くては成らない楽器のの絵がいつの間にか貼り付けてある。 そしてそこから音符と五線譜が延びているのだ。 あれ、壁や柱を越えて一番ゲートの方までどんどん続いてるぞ。 よく見ると音符の下に何か張ってあるぞ、と見てみると歌詞だ。これは定番のアギナルドの曲じゃんか。音符を見ながら歌って1番ゲートまで歩いていくと、当地のクリスマスソングがしっかり歌えるということか。うーん、そこまでやるか、職員の皆さん。 Bターミナルもきれいになりすっかり近代的なサン・ファン空港だけど、けっして冷たい感じがしないのはこういう濃い人たちが働いてるからね。プエルトリーコ!
by mofongo
| 2005-12-07 23:55
| Viaje/漫遊記
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