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2006年 02月 09日
今週末の土曜は、ストーンズ初の島でのコンサート。コリセオ・デ・プエルトリコ(Coliseo Jose Miguel Agrelot) が出来てからロック、R&B、ヒップ・ホップの大物が結構来るようになりました。 しかし、ストーンズといっても所詮グリンゴの世界、またはロック世代の間での偉大なスターに過ぎない。 ではコンサートを週末に控え、ロック世代以外、つまりレゲトン世代も含めた人々の関心を引くためにプエルトリコの地元紙はどんな記事を書くのか、と言うとこんな見出しが。 その1: 「ローリング・ストーンズはエル・グラン・コンボと共通点がある」 ![]() やりますね。いかにエル・グラン・コンボが島の音楽の基本であるか、いかに彼等がものごとの基準になっているかがよく分かります。 コルティーホ時代からの筋金入りのサルサ・ファンからロックはお呼びでないヒップホップ、レゲトン世代までが「そうか、ストーンズっていうのはエル・グラン・コンボ・デ・プエルトリコみたいに大したバンドなのか」と納得する訳です。 "ACANGANA"/El Gran Combo de Puerto Rico (1964) 当然、記事には偉大なリーダー、ラファエル・イティエールが登場してコメントします。 ![]() 「ストーンズ、まだがんばってるなぁ・・。彼等は庶民を代表する、あっちの(ロックの)El Gran Combo(偉大なバンド)だよ」 やりますね。ドン・ラファエル。確かに両バンドとも1962年結成、44年のキャリアを持ち、各々のジャンルのお手本みたいなもんで常にチャレンジングな作品を発表し、数々のヒットを持ち多くのフォロワーを生んで・・とね。 "England's Newest Hit Makers" /The Rolling Stones(1964) その2: 「キース・リチャーズ&ミック・ジャガーとウイリー・コロン&エクトル・ラボーの共通点は?」 ![]() 2月2日付けのこの記事もなかなかですね。コロン&ラボーがいかにこの島の音楽の常識として存在しているのか、という事が分かります。「ああ、キースとミックって、そういうことかぁ」と一挙に読者の理解が進む訳です。 "COSA NUESTRA"/Willie Colon(1971) 共通点の解説もなかなか。 ![]() 「若きコロンとラボーはニューヨークで新しい”サルサ”という音楽を生み出した。それにはヒバロの音楽、つまり独特の声とフレーズや(ヨーモ・トーロの)クアトロの音が不可欠だった。・・・若きミックとキースもチャック・ベリーやマディー・ウオーターズのブルースやロックン・ロールから新しいサウンドを生み出したのだ。」という感じ。 "STICKY FINGERS"/The Rolling Stones(1971) キューバ原産のグアラチャやワワンコー、又はマンボがあったNYでサルサを生んだのはプエルトリコの音楽の背景とプエルトリカンのミュージシャンによるものだ、っていう常識が押えてあるのも大変よい記事だと言えます。 さて、今週末ラファエル・イティエールやチャーリー・アポンテは”あっちのエル・グラン・コンボ”を聴きに行くのでしょうか? |
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