2006年 09月 02日
東京 Jazz 2006前夜祭/Los Van Van Pick-ups
昨晩、東京Jazz 2006の丸ビル無料ライブに行ってきました。キューバのLos Van Vanからのピックアップ・メンバー6人のユニット。

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18:00開始との告知だったけどとても間に合わず、着いたら終わってた。でも19:30からもう1ステージありだって、ラッキー!

時間潰しにトイレに行ったらファン・フォルメルがいて手をあらってた。こちらが用を足して手を洗おうとすると、まだ鏡の前でじっくり髪型チェック&身だしなみを整え中。さすがラテン男。今年64才だけど色気タップリ。これですね。

トイレで話しかけるのもナンなので外で声をかけた。その日床屋に行ったとの事。だから念入りにチェックしてたのね。

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さて、ステージは サムエル・フォルメルのドラムを真ん中に、ステージは左からボリス・ルナ(ロベルト・カルロス・ロドリゲス“ククルチョ”の来日中止で急遽交代←クバニータさん、情報ありがとうございます!)のピアノ、 パベル・モリナのベース、フリオ・ノロニャのグィロ、マヌエル・ラバレラマヌエではなくて、カンタンテのロベルトンのコンガ、ホルヘ・レリエブレのフルートと並ぶ。ファン・フォルメル御大は観客席でリラックス。
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曲は全曲インストルメンタル。東京Jazzの前夜祭イベントだもんね。でもJazzだったのか、Latin Jazzだったのかというと・・ここが一筋縄ではいかず面白かった。

1曲目は"歓喜の歌"のようなメロの軽快な明るい曲。サムエルとラバレーラのソロ。場を掴む解りやすい盛り上げも含めかっこいい。

リズムはモリーナのベースとノローニャのグイロが一番下を常に支え、コンガがグルーブを作るから、ドラムは実に繊細に動く。各々のソロの盛り上げで、サムエルとロベルトンの二人はほとんど"寄り添わない"のが面白い。"変なインタープレー"はしないのだ。しかし、時々"パコッ"と絶妙のアクセントを入れる。いいわ。

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2曲目はミディアム・テンポのソンの香りのするナンバー。良い感じ。こういう曲でならインストであろうとソロに引き込まれようと体を動かして踊りたくなる。サムエルは左手のティンバレス中心に動く。フルートのリレエブレのダイナミクスがとてもカッコイイ。

3曲目。アッブテンポでコード進行はドミナント・モーションの定番。ルナのピアノのソロもまずはそれに沿ってスタートし、サムエルのソロも押え気味に始まったから、そんな風にジャズのリズムのイデオムで聴いて楽しんでた。

けど、体がルンバなグルーブを感じた途端、アフロ・クーバ・デ・マタンサスラモン・"サンディー"・ガルシアの強力なセンセーロのルンバ・クラーベが脳の奥で弾けた。

ステージじゃサムエルもロベルトンも誰もクラーベのパターンを叩いてる訳じゃない。でも、そこから発せられてるのは少なくとも、ばかみたいな感想だが表現だが英語系アフロ・アメリカンのリズムのフィーリングじゃない。ニューヨークのかつてのアフロ・キューバンでもない。西海岸のラテン・ジャズでもない。もちろんサルサではない。ルンバだ。ルンバのダンスが一番似合うグルーブだった。クーバ!

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4曲目はホールトーンを感じるちょっとクセのあるコード。ルナはこの土台で強力にアタックを開始する。でも、コードを"アウト"するようなアプローチは取らない。それよりもリズムと戦うようなイメージ。

この曲に限らないけどコンガ、ドラムスも一定のリズムの流れ、時間の流れを感じつつ、どこまでカッコ良くぶっこわすかって感じ。ベースは時にもっと遊んで欲しかった気もするけど、シンプルな動きに終始するのはソロでやりたいこととブチ当たらない為にはあれがいいんだろうなあ。

今日の本番には行けないけど、どんなステージを見せてくれたのか?
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by mofongo | 2006-09-02 18:28 | Musica


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