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2007年 02月 04日
ロス・ボラチョス&ルナ・オチョ@ Buddy
江古田のライブハウスBUDDYは月に1-2回、"SALSA MANIA"のタイトルでサルサのライブが楽しめます。
ステージ前のフロアで踊るもよし、シートでじっくり聴くもよし(でも腰は動いちゃうでしょうが)、バー・カウンターに寄っかかり酔っ払いつつステップ踏むのもいいですね。
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先週末は、プエルトリコ・サルサならこのオルケスタ、この道20ウン年のロス・ボラチョス(LOS BORRACHOS)と、メレンゲからバラーダ、サルサ、デルカルガと幅広い、この道9年目(たしか)のルナ・オチョ(LUNA OCHO)に行ってきました。

たっぷり楽しんできました。ラムも進んで(Basicなラムしかなかったけど)酔っ払った。。。
この2つのオルケスタ、全然個性が違うから楽しみは別々。


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ボラチョスはとにかく「プエルトリコのこころ」とフロント3名の歌と振り、そして押し寄せるグルーブ。一方、ルナ・オチョはパキータさん=関さんのラインが作りメンバーが支える"Party Time"。最後には、ルナ・オチョにボラチョスの大塚さん、飯山さんが加わった"Pin~a Colada"で盛り上がりました。いいなあ、やっぱ生音は。

踊る人、聴く人、ぜひライブに行きましょう!

◆◆◆


ということで、酔っ払った頭で覚えてることを。(酔っ払いがだらだら書いてるから、ヒマな人以外は飛ばした方が無難です)

でも、ごちゃごちゃ書いても、要は楽しめばいいのだから、結論は上の「踊る人、聴く人、ぜひライブに行きましょう!」だけなんですが・・・・。

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まず、ボラチョス。一曲目はお馴染み、トニー・ベガ"デハ・メ・ソニャール (Dejame son~ar/夢を見させて)からスタート。プエルトリコを思う歌詞はオルケスタの想いでもありますね。
曲の終わりもアクションもプエルトリコのサルサTV番組からネタ採用と、非常にきめ細かい愛があります。"20 an~osもTe amoもJibaro y Naturalezaもひたすらボラチョスの音。ステージングもエル・グランコンボ・スタイルをベースにフロント各人の個性が光ります(いや本当に光っているのは後ろに控える、リーダーの頭ですが)。

オセ・"小瀬沢"・ロドリゲス(敬称略)のダンス(振り)は、実にプエルトリコです。グランコンボのジェリーようなゆるりとしたスタイルで泣けます。関川(敬称略)は、切れ/メリハリがあるスタイルで、お決まりの右足引きつけ後左足クロスのルーティーン・ステップでは上体が動かず、足はムーン・ウオークのようです。一方、原田(敬称略)はフロント中最若手ということで、エネルギーがチャーリー・アポンテのやんちゃなステージングを思い起こさせます。

歌もそれぞれ、ノリと声質が異なるのでその個性はもっと表に出して欲しいと思いました。エル・グラン・コンボはスター歌手を前面に出すより、ラファエル・イティエールを中心としたオルケスタ全体の音やバイブレーションを聞かせるわけですが、それでもチャーリー・アポンテ、ジェリー・リバス、パポ・ロサリオの各々の歌(パポはなかなか前に出ませんが)で曲の色ががらっと変わるからです。

それから、この日はオルケスタのサウンドが"Duro"(ヘビー)で"Salsa Gorda" (骨太のサルサ)という言葉が頭に。4曲目の熱いTpソロあたりを境に、かなり力強いサウンドに。グラン・コンボやウイリー・ロサリオ音からボビー・バレンティンの色合いに。面白いです。

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ルナ・オチョは久しぶり。コンガの関さん、Saxのパキータさん、ドラムの坪根さんが前回と同じ顔ぶれ、フロントのYokoさん(だったか酔っていて記憶あいまい)、bの杉さん、Tb西條さん、Tb忍田さんは以前と違うような。ピアノはジャズ、ラテン・ジャズとかで色々お見かけする平田フミトさん(トラかな?)でした。

一曲目のブラックなビートが強い曲で、おや?バンド・カラー全然変わったのかな?と思ったら2曲目のメレンゲで安心。そしてマンボ、サルサ、メレンゲと幅広い選曲。スペイン語パートと日本語パートを織り交ぜたオリジナル中心です。やっぱ、聴くほうとしてはLUNA OCHOにはマイアミ・バンドを求めちゃうなあ。

今回は全体的にはちょっと遠慮しすぎみたいな感じでパキータさん=関さんさんラインもおとなしくて、ちょっともったいなかった気もしますが、Yokoさんも魅力たっぷりだからぶりぶりGO!がいいですね。


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ボラチョス2名参加の最後の曲では関さんが前にでてきてなんかようやくLUNA OCHO聞いたって感じになりました。よかったよかった。

by mofongo | 2007-02-04 23:58 | Musica/SALSA


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