2007年 07月 16日
グァテマラ 07.7 マリンバの音色
ダラスからの便は満席。新聞読んでたおっちゃんが話しかけてくる。

「どこから来たの?日本人?」
「ビンゴ!おっちゃん、ガテマラ人?」
「ビンゴ!な、これ日本人だろ?」

と見せてくれたのは新聞のイチローの記事。海外で活躍してくれてる日本人がいるのはありがたいですね。トヨタやソニーの話じゃ盛り上がんないもんね。

スポーツから始まってひとしきりお互いの話をするうち話題は音楽に。
相手がグァテマラ人なので当然こちらもマリンバに話を振る。

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「おお!マリンバ知ってんのか?」
グァテマラと言えばマリンバじゃないですか。音色がほんと良いすね。自分は特に低音に弱いんです」
お「そうか、日本人にも分かるよな」
「日本人でも素晴らしい演奏家がいるんですよ。三村 奈々恵さんとか。」
お「Mimura! しっとるぞ。わしは国立交響楽団とのコンサートに行ったんだ。」

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ああ、またも海外で活躍してる同胞が話を盛り上げてくれたわ。ありがたい。

「実はわしもマリンバやるんだよ。女房はマリンバに合わせたダンスをやる。グループで韓国やフランスの音楽祭にも行ったことあるんだ。そうそう、CD持ってるからやろう

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あやー、おっちゃんミュージシャンだったのね。Jose Francisco Pazちゅう人。今まで1,200曲ほどマリンバの曲を作ってるんだって。本業(副業?)はジャーナリスト。なんだか、プエルトリコのティテ・クレ・アロンソみたいだ。

頂いたCDにはポルトガル語が。

「今度ブラジル行くんで、ポル語を入れてみたんよ」

もらったCDにはバルスやパソドブレからカリプソ、クンビアまでなんでもありで、MP3で160曲/474MBフルに入ってた。

◆◆◆

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さて、到着したアウロラ国際空港は工事が進んでずいぶんでっかく、きれいになっていた。
なんだかグアテマラじゃないみたいでちょっとさびしい、と勝手な事を思う。
宿に滑り込んで爆睡。

翌朝の朝飯は近くの超庶民的な店へ。コーヒーとトルティーアにフリホーレスで10ケッツアル。150円くらいか。おいしかった。

それからは怒涛のお仕事で3つのお客を撃退しつつ、地元のビール"Gallo"、ラム”ロンサカパ””ボトラン"で逆襲されつあっという間に3日が過ぎた。

◆◆◆

合間にお客のおっちゃん、おばちゃん、にいちゃんやら宿の兄ちゃん、ねーちゃん、飯屋のねーちゃんに音楽の好みを聞いてみた。

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ポップスShakiraManaRBDBelanova、とかあげるのが多かった。年が上がるとチャヤーンアレハンドロ・フェルナンデス、そしてもちろん、地元リカルド・アルホナ


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トロピカルはまずサルサ。マーク・アンソニーフランキー・ルイスエディー・サンティアゴヒルベルト・サンタ・ロサなど。やはりプエルトリコ。結局サルサというとそうなるのね。

ちょうど街にはジェリー・リベラのコンサートのビルボードが掲げられ、新聞には翌週のニーチェのライブの宣伝が出ていた。やっはりトロピカルも強い。



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そしてショッピングセンターに行ってCD屋やオーディオ屋、ジーンズ・ショップなどに行くとレゲトンがかかってる。聴こえてきたのはダディー・ヤンキーティト・エル・バンビーノ




◆◆◆

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地元のダウンタウンをうろうろする。

旧市街はスパニッシュ・コロニアルな香り高い建物が一杯。
郵便局は往時の美しい建物をそのまま使っていたり、上流階級のクラブがそのまま保存されていたり。

しかし、その美しい建物たちと南市場までの庶民の香り高い裏通りとはギャップがある。





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露天が軒を連ねる通りには、安価な衣料や小物があふれる。

コピーCD/DVDもそこらじゅうで売ってる。CDは一枚5Q(ケッツアル)。つまり100円くらい。自分はこの手のコピーは好きじゃないので買わなかったけど、上に書いたような売れ線やランチェラなどメキシコものも多い。



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96年の内戦終結からやっと10年のグアテマラ。CDショップの150Qを買う人層、5Qを選びに選んで買う層。

人口の多数を占めるマヤ先住民と富裕層との落差は大きく、リゴベルタ・メンチューの名前により日本でも少しは知られる人権問題や貧困問題、政府の腐敗の問題、麻薬組織の問題、マラスと呼ばれる未成年中心のギャングと問題は山積み。

街では9月の総選挙に向けてポスターや看板がそこいら中に掲げられていた。住民票持っていない自分は何もこの国にコミットすることなどできないけど、マリンバの音色のような安らかな時が来るのを祈るばかり。
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by mofongo | 2007-07-16 22:03 | Viaje/漫遊記


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