2008年 03月 05日
マイアミ 08. 3 (3) 経済誌いろいろ
働いてる振りをするのには、PCの前で難しい顔をしたり、経済誌を読む振りも効果的。なので、旅先では地元の経済誌を購入し気になる記事からレポートを書いたりします。次の目的地に着くまであまりにやることないし、じっくり読んで見るか。

【Economista】ラテンアメリカの経済誌。西語。
【Hispanic】 アメリカ発行の一般誌。英語。
【Latin Trade】アメリカ発行のラテンアメリカ・ビジネス誌。英語。
【Estrategia Negocios】中米に強い経済誌。西語。
【Latin Finance】ラテンアメリカに関する金融商品、投資の専門誌。西語。
【Summa】中米に強い経済誌。西語。

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創刊15周年のLatin Trade誌に15年前とのカリブ・中南米の経済指標の変化が出てたけど、さすがに押しなべて改善している。
中でもパイパー・インフレの収束は印象的。一人当たりGDPは倍くらい。でも一日1ドルで生活している人の数の増加率は、人口増の比率よりは低いけど、47百人もいる。一方でウオルマートの店舗数は100倍と、都市部の生活が変わってきていることも分る。

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一言でとても言えないが、アメリカとであれ、域内であれ、経済の相互依存関係の多様化や深さが出来たきたせいで、急激な乱高下の原因となる、薄く単一的な経済構造が変わってきたように思える。

Negocios誌の「2008年のラテン・アメリカ」特集で指摘があるように相変わらず富の偏在・貧富の差や治安、健康、教育、環境と様々な問題が山積みである一方、各地域の安定傾向により地元経済は着実に力を付けている。

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少しでも良い生活を、と思う気持ちはいずこも同じ。とは言え日本よりインフラや貧富の差、差別、教育問題などがはるかに厳しいラテン・アメリカでは、頑張る人々も簡単ではない。

その中で、マクロ的にはLatin Finance誌が特集するように、金融投資も増えているし、また各国のアメリカへの出稼ぎによる本国への送金が、国の外貨収支と国内の経済を改善させている。Summa、Negocios両誌が取り上げているパナマのように、バブルといえるかもしれない不動産ブームでビルがにょきにょき建っている国もある。
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もちろんEl Economista誌の特集のように、アメリカの景気失速がラテンアメリカへの送金や投融資を減少させたりする懸念は大きい。ブッシュ政権の移民制限法は未だに各国で注視の対象だし、今盛んなアメリカの予備選から今後政策がどう変わるかは常に新聞のネタだ。

そんな中でアメリカも変わりつつある。クリントン・オバマの戦いの中でヒスパニック票の行方の重要性が報道される通り、アメリカ内部でのヒスパニックの力は今後のアメリカとラテン・アメリカの関係に変化をもたらす一つの大きな要素となっている。
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Latin Trade誌やHispanic誌が取り上げるように、アメリカのビジネス・リーダーの中にヒスパニックはどんどん増えている。特集の中に取り上げられている人を挙げれば、マクドナルドのCOO、ATTモバイルの会長、コダックの会長・・・と言った具合。






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ビジネス誌の一角にヒルベルト・サンタ・ロサのインタビュー記事があるのは、ヒスパニック・ビジネスマンの読者が聴いている現実があるからだろう。そんな人たちがアメリカや中南米のビジネスを支えつつある。

◆◆◆


こんな話、なんだか似合わないがこんなこと考えたりするのは、音楽と社会や経済との関係にある。もちろん平和ボケしてるやつのたわごとなんだけど。

生きるか死ぬかの切迫した状況じゃ音楽なんて余裕はない。でも幸せ一杯・飽食の中じゃ音楽のパワーも衰退する。
歴史を紐解くと時代や場所によっていろんなものが世の中を引っ張ったり変えたりして、その中で音楽が生まれたり死んだり、時に音楽が世の中を引っ張ったりする。

リアルでうそのない音楽は、そこの空気の匂いがする。でも、ラテンに住民票を持ってない自分にはその空気の匂いを区別できてるかどうか分かりはしない。だから、音楽とは直接関係ない所でも、触れられるところには首を突っ込み、想像力を働かせて、少しでも匂いに近づきたい、とか思ってしまうのかもしれない。(←遊んでる良い訳では??)
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by mofongo | 2008-03-05 10:35 | Viaje/漫遊記


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