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2008年 11月 09日
南アフリカ '08.11 (1)
また旅の空。

今回は米国でもラテンでもなくキャセイで南アフリカへ。
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暇つぶしにラウンジで香港の日刊紙をチェック。
まずは香港の日経、香港商報(Hong Kong Commercial Daily)を眺める。
漢字はありがたいね。何の記事かくらいかはわかる。そして娯楽性高いの「東方日報」へ。
トップ記事は

「隆胸少婦送命 麻酔手術大混迷」

わかりやすい。

「強烈馬非薬鎮痛有危険」「隆胸至34吋(インチ)又嫌大」とかの記事を眺めていると、隣の人が中国語で話しかけてきたよ。


中には「今月のおすすめレストラン」のコーナーも。日本食レストランです。
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「活魚刺身」「和牛刺身・日本佐賀A5」(佐賀牛5つ星の意味か?)
などに続き店長のおすすめコーナーでは

”日本翡翠鮑魚刺身””日本珍珠龍蝦刺身”などに続いて


「日本象抜蚌」


これは?


日本の象から蛙を抜いたもの?いや最後の字は「蛙」とはちょっとちがうな(写真右)
象抜蚌はみる貝のことだとか。漢字文化圏といえどもやはり簡単ではない・・・。


◆◆◆

香港で乗り継ぎ。

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キャセイのラウンジで無料の坦々麺と点心を頂く。

ヨハネスブルグ行きの搭乗ゲートへ。

おそろいの白いキャップをかぶった中国人男性の一群がいる。観光客には見えない。

近年中国はアフリカの資源国に外交攻勢をかけている。石油や鉱物資源の供給確保の見返りにインフラ整備を請け負ったり。

つまり安い働き手を送り込む、ってことだけど労働環境は厳しいという話はよく聞く。国に家族を残して働きに出る人たち。安全でありますよう。

◆◆◆

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キャセイの楽しみは朝食の点心。シュウマイなど4種類を平らげお茶を飲んで落ち着くと機はすでに南アフリカ上空。

しかしアフリカは久しぶり。10年ぶり以上。思えば、ロックからソウル、ブルース、R&Bやジャズ、ラテンやら中東とかへと雑食性拡張症の中で、アフリカにはとてもお世話になっている。アフリカに住んだり何度も旅した事は、ジャズやラテンやR&Bを聴く上で、自分にとても面白い効果を与えているのだ。

ジャズもソウルもブルースが父なんだとか、ラテン音楽ならキューバが元だとかいう一元論がいかにバカらしいか、すごい多様性があるものを、「アフリカ」の一言でくくっちゃうことの悲しさとか、上げればキリが無い。

ひさしぶりのアフリカからまた何かを教わりたい。

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窓から広大な大地が見えてきた。

南アフリカと言えば、アパルトヘイトの過去、ダイヤモンド、サファリ、ズールやソトなどバンツー系の素晴らしい文化や音楽、それをベースにしたポップスなどなど。しかし、アパルトへイトが終わりラインが取り除かれたとは言え、白人系・黒人系の生活の差は大きい。


到着した待合室のTVではアメリカ大統領選のニュース。オバマ&マケインのナイスな画像も紹介されていた。

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南アの人はオバマの事を喜んでいると思うけど、自国へのサポートについてはいたってクールだ。ケニアの新聞ですら冷静に状況判断している。



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空港からヨハネスブルグ市内までは快適な高速が続く。
市内には、紫の花をつけたジャカランタの木が一杯だ。ムードは欧州の中規模都市にいるみたい。しかしラジオからは、若干南アなまりのアナウンスの合間に地元っぽい音楽が聞こえてくる。

さてさてどんな旅になるのか?

by mofongo | 2008-11-09 13:08 | Viaje/漫遊記


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