カテゴリ:Musica/SALSA( 72 )

2010年 06月 01日
今年のプエルトリコ・サルサ・コングレス
今年もイスラ・ベルデのエル・サンファン・ホテル&カジノが会場。7/24から7/31の1週間です。

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もう14回目になりますね。初回のコングレスが懐かしいです。たしかカリベ・ヒルトンだったなあ。

日本からは山崎清美さんやmacomoさんが来られて、まだアニバル・バスケスも元気でマンボ・レジェンドでロベルト・ロエナとパフォーマンスを見せてくれて、アンジェル・オルティスも若かった!しかし、初回に演奏したグラン・コンボは今年もまだまだ元気で水曜日に登場。

気になるプログラムは「サルサ・ロマンティカ30年スペシャル・ライブ」と銘打って、12人の歌手が登場する木曜日!バックはサルサ・コングレス・オールスター・バンド。

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歌い手はホセ・アルベルト"エル・カナリオ"(Jose Alberto "El Canario")、ウイリー・ゴンサレス(Willie Gonzalez)、ペドロ・ブルル(Pedro Brull)、プリミ・クルース(Primi Cruz)、ウイッチー・カマーチョ (Wichie Camacho)、メル・マルティネス(Mel Martinez)・・・・あと6人ってだれだ?







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フランキーはムリとして、ラロやエディーなんて来るのか?エル・カナリオが出るなら、ドミンゴ・キニョネスだってトニー・ベガだって、ティト・ニエベスだっていいじゃん。でもそれじゃギャラが足りないなぁ。じゃビティとかか?








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あと、金曜の「若手の日」NG2とティンバレーロのサミー・ガルシアのオルケスタ"エル・サボール・デ・プエルトリコ"と、グランコンボやヒルベルトに曲を提供しているキューバン、ファン・ホセ・エルナンデスのサンファン・アバナ。この辺の元気の良い音は要チェック!






なんてことを確認しに、夏休みにプエルトリコ旅行はどうでしょうか。


【スケジュール】
7/24(土)前々夜祭ですね。
8:00 pm Salsa City ウイリー・オテロ(Wilito Otero)の率いるオルケスタ。 NYからジミー・ボッシュ(Jimmy Bosch)が参加の可能性あり (to be confirmed)
11:00 pm プリミ・クルース(Primi Cruz)率いるオルケスタ。

7/25(日)そして前夜祭。
8:00 pm ラフィー・サンタナ(Rafy Santana)率いるオルケスタ。ラフィーとなれば、当然内容はエクトル・ラボー・ナンバー。

7/26(月)さて朝10:00amからのワークショップがこの日から始まります。
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8:00 pm :エル・ソン・デ・サンファン(El Son de San Juan)
11:00 pm :ドン・ペリニオン率いるオルケスタ・ラ・プエルトリケーニャ (Don Perig??n and La Puertorrique?a)。歴史も長く、数々の歌手を擁して来た名門のサウンドを楽しみましょう。







7/27(火)パフォが始まります。
3:00 pm : パフォ(子供と青年の部 )
7:00 pm : パフォ(一般の部)
9:00 pm : オルケスタ・サルサボール(Salsabor)。フロントはホスエ・ロサド(Josu? Rosado)とルイシート・ベルガラ(Luisito Vergara)。二人ともウイリー・ロサリオのとこにいましたね。
そして2人ともパルミエリともやっている。どっちも好きだなあ。

Faniaがプッシュしているようです。


7/28(水)この日からダンス・マッチが始まります。
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1:00 pm : ダンス・マッチ/第一ラウンド
7:00 pm : パフォーマンス
9:00 pm : エル・グラン・コンボ・デ・プエルトリーコ!!(El Gran Combo de Puerto Rico)。見逃す、聴き逃す、踊り逃すわけには行かないですね。








7/29(木)
3:00 PM : ダンス・マッチ/第ニラウンド
7:00 pm : ダンス・マッチ/セミ・ファイナル
9:00 pm : 「サルサ・ロマンティカ30年スペシャル・ライブ」と銘打って、12人の歌手が登場!バックはサルサ・コングレス・アールスター・バンド。

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歌い手はホセ・アルベルト"エル・カナリオ"(Jose Alberto "El Canario")、ウイリー・ゴンサレス(Willie Gonzalez)、ペドロ・ブルル(Pedro Brull)、プリミ・クルース(Primi Cruz)、ウイッチー・カマーチョ (Wichie Camacho)、メル・マルティネス(Mel Martinez)など。



7/30(金)
3:00 pm : パフォーマンス
7:00 pm : パフォーマンス
9:00 pm : "The New Puerto Rican Salsa"と銘打ったライブ。 エネヘ・ドス(NG2)、エル・サボール・デ・プエルトリコ(El Sabor de Puerto Rico)、サンファン・アバナ(San Juan Habana)が登場。

エル・サボール・デ・プエルトリコはティンバレーロのサミー・ガルシアのオルケスタ。楽しみ。


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注目はサンファン・アバナか。キューバからサンファンにやってきたファン・ホセ・エルナンデスは、グランコンボの “Arroz con habichuela”や最新盤"Sin Salsa No Hay Paraiso"、NG2の“Ella se menea”、ヒルベルト “Conteo regresivo"など最近多くの曲を提供してる若手のコンポーザー兼歌手兼ベーシストでもあるし、是非聴いて見たい。今までアルバムも2枚出している。

デビュー盤ではイスマエル・ミランダやらジェリー・リバスやらルイス・ベルガラやら、サミー・ガルシア、ハビエル・オケンドとかがサポート。




7/30(土)
2:00 pm : ダンス・マッチ/青年の部(18才以下)決勝Salsa Open Finals YOUTH (18 years and under)
4:00 pm : ダンス・マッチ・ペア/決勝
6:00 pm : ダンス・マッチ・チーム/決勝
9:00 pm : 締めはオルケスタはホセ・アルベルト"エル・カナリオ"(Jose Alberto "El Canario")です。弾けそう。


ダンサー、インストラクター、チームの参加は:
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プエルトリコからはおなじみのステイシー・ロペス(Stacey Lopez)、ホルヘ・サンタナ(Jorge Santana)、ビビアン・アヤラ(Vivian Ayala)、パパ・タンボール(Danzarines de Papa Tambor)以下、Sabor Latino、Jhesus Aponte、Tito Ortos & Tamara Livolsi、Las Reinas del Mambo、Jayson Molina、Young Blood、Dicky Colon、T&T Dancers Coabey Dancers、Rompecabezas、Esencia Caribe?a、Jean Carlos Rosario、Essence、Unique Style、Razaとかなりな数。

海外からは、NYかはPalladium Mambo Legendaなどなど、あとニュージャージーやバンクーバー、イタリア、スペイン、アルゼンチン、ブラジル、マルティニーク、ベネズエラ、ルーマニ、パナマ、カナダなどなど。

オフィシャルDJはプエルトリコ、イタリア、アルゼンチンから

参加の料金は、「パス」で通しで見る・聴く・踊るのと、個別のプログラム毎払うのと2通り。

パスは①FULL PASS(ワークショップやパーティーと夜の部): $300.00 ②CERTIFICATION FULL PASS(①に5時間の特別レッスン) : $500.00 ③NIGHT PASS(夜の部のみ): $200.00

あとバラでレッスンやパフォ、競技見学、コンサート参加するなら各$10-$30くらい。



コングレスで踊り足りない人はオールド・サンファンに繰り出しましょう。例えばホテル・シェラトンの"Latin Roots Restaurant-Club"では7/21-7/23はこんなプログラム。

http://www.thelatinroots.com/

7/21(水)8:00 pm:CAMPEONATO NACIONAL PUERTO RICO? 1ra. Ronda Music: LR Orchestra Entrada Libre
7/22(木)8:00 pm CAMPEONATO NACIONAL PUERTO RICO ? 2da. Ronda Latin Roots Big Band (Palladium Memories)Entrada Libre
7/23(金)CAMPEONATO NACIONAL PUERTO RICO FINALES。ウイリー・ロサリオが出ます。


行かれる方、楽しんで来てください!
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by mofongo | 2010-06-01 02:01 | Musica/SALSA
2010年 05月 26日
ロス・ボラチョス@江古田BUDDY 10.5.23
久しぶりのボラチョス

いまさらこのオルケスタをどうのこうの言うのも野暮ですが、今回はちょっとメンバー・チェンジありで、そのあたりは如何に、という楽しみ2割、残り8割はお約束の芸風を。日曜の夜、翌週からのお仕事の為にエナジーをもらいに。

江古田BUDDYの長期定番企画SALSAMANIAの今回の対バン、1番手はセシオン・マンボ(Session Mambo)
数年前から時々ライブ情報で名前は知るも今夜が初めて。

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コンガの有馬勲さんがリーダー。有馬さんはチャーリー宮毛&ラテンスインガーズやサイタミーゴスでのティンバレスをお見かけしたり。

今回はヴォーカルがゲストとのことなので普段はインストがメインのバンドなのですね、きっと。

メンバーは山田メイさん(p)(多分コンボ・クレアシオンでやってる方ではないだろうか)、増田桂子さん(A.Sax)、浅利未央子さん(tp)(お2人はラス・チカス・リンディシマス/Las Chicas Lindisimasで一度聴いてます)、森田耕太夫さん(tb)、宮川国夫さん(b)、佐竹尚史さん(ds)は初めて。そしてゲストに大門陽子さん(tb)、塚田直江さん(vo)、unknownさん (g)。

レイ・バレットからスタート、ティト・プエンテの"ランカンカン"などラテン側と"コールド・スエット"などソウル/ファンク側のチューンにバチャータなども交え、"西武警察のテーマ"とかのお楽しみもあり、なつかしー。

一曲目でラテン・ジャズ系かな?と思ったが、むしろ感覚的にスムーズなのはソウル/ファンク。ソロもジャズのもつ"ひねった性格(?)"は薄い。浅利さんのASはサンボーン的アーティキュレーションだし、森田さんのtbはフレッド・ウエスレイな強さ。管の部隊ははずさない上手さ安心して聞ける。ゲストの大門さん、いい感じ。

最後はNaoeさんのボーカルで"カチータ"で盛り上がって終了でした。

個人的好みで言うと、全体的にリズムがラテンっぽくなかった。ベースのトゥンバオとピアノのモントゥーノとドラムとのコンビーネーションは、コンガのラテンのグルーブ感に向かってのタッグに物足りない感あり。グループ名から期待した"ランカンカン"でのプエンテ的ドライブ感も。バチャータはナゾ。ラウリン・ロドリゲスでもアントニー・サントスでもJLGでもアベントウーラでもない系統。

だから、ソウル/ファンクとか初期シカゴとかもいいんじゃないかなあ、なんて思ったりして。

◆◆◆


そして2番手はロス・ボラチョス
今回は2名の新メンバーを加え、初めてのライブ。さて?!

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メンツはおなじみ(敬称略)、関川(vo)、原田ケンタ(vo)、藤巻、天神、辻(tp)、渡辺、山崎(tb)、太田(Bsax)、塚本(b)、岩渕(p)、飯山(conga)、オヤマ(tres)に、新メンバー、新井(timb)、宮房(bongo)の14名。 西澤御大(Clave)は欠席。オセ・ロドリゲス(vo)は転勤で一層遠いところへ言ってしまったらいし・・・。

最初からプエルトリコ旗をなびかせ、"~Puerto Rico Mi Amor~Puerto Rico♪"、"~Te Amo, Te Amo~♪"と続くお約束の定番のうちおや?っと思ったのは"La Boda de Ella”の時。

ボラチョスってなんだかゆるいスイングが魅力であり、時にもったりしたりだったけど、今回はピアノとコンガのコンビネーションが前に聴こえてきた(PAのバランスの問題じゃなくて)。それはスイング感。ジャズのじゃなく、島のサルセーロがよく"Mucho Swing"って言うあの感覚。NYのとは違う。それをピアノやコンガがひっぱってる。これはあんまり今までボラチョスでは聴いたことが無い。

そして"Decidete"。いつもよりテンポが速いだけでなく、重くなくスイングする。

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フロアがまたよかった。六本木で教えてらっしゃる、あの○○○さんやお友達が遊びに来てて、音に反応して楽しんで踊ってる。

自分のイベントのように気を使う事も、教えたり、ケアしたり、パフォも関係なく楽しみで踊ってるせいだろか、とてもリラックスして自然な、しかし技術もバンドの音に反応する耳もないとああは行かない、そんなかっこいいダンスを楽しんでた。

そんなフロア側のムードの反射もあったろうか、いつものリラックス but 時に流れるリズムから、けっこうタイトにスイングする音で、ついついアルコールも進んでしまったよ。

ボラチョスのようにメンバーの気心が知れたバンドは、あうんの呼吸で出てくる「お約束」の楽しみがあるけど、今夜聴いて、もっとこのオルケスタのもつ個性、つまり「プエルトリコ」のスイングを突きつめていく余地がいっぱいあるんじゃないかと思った。


「歌と踊りに奉仕するスイング」


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あっというまのラスト、そしてアンコールでは「もう一度最初からやれー」との声に、皆が同調して笑う。確かに短く感じたステージだった。

◆◆◆

終わってメンバーの親爺何名かと話すが、どうも新メンバーあり、ということはやはり影響している模様。新たな求心力やら気持ちやら練習やらが音に出てきてるんだろうか。だからバンドは面白い。

次回のボラチョスのステージは7月25日の午後(時間未定)、吉祥寺の旧伊勢丹跡地(?)の無料イベントだとか。新生ボラチョスの音に興味があるひとは是非どうぞ!
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by mofongo | 2010-05-26 00:14 | Musica/SALSA
2010年 02月 04日
今年の『サルサ国民の日』コンサートは 3/21
27回目となる今年の『サルサ国民の日/Dia Nacional de la Salsa』のコンサートは 3/21(日)昨年と同様アトレイのイラム・ビソーン球場。Plaza Las Americasのすぐ南ですね。

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今年はジョニー・オルティス(Johnny Ortiz)エクトル・マイソナーベ(Hector Maisonave)に捧げるというプログラム。

ジョニー・オルティスはサルサに数々の名曲を提供してきた作曲家。サルサの作曲家といえば、なんといっても故ティテ・クレ・アロンソが燦然と輝くけど、ジョニー・オルティスはその心を直系で受け継いでいると言っていい、これまた素晴らしい作曲家。そしてまだ現役。

「ティテ・クレ・アロンソの直系」と言うのは、その詞の内容。ティテ・クレは常に今を反映した詞、つまり60年代以降の都市化の進んでゆくプエルトリコ、そして同胞ニューヨークの現実の生活、社会を反映した作品を紡いで来た。

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それはサルサが単なるサウンドでもリズムでもないものとして支持を受け、プエルトリコ、ニューヨークのみならず、コロンビア、ベネスエラ、パナマ、ペルー・・・と中南米に広がって行く大きな力の一つとなった。


それぞれの国で人々は食べる為に都市へと移動する。オロコビスやアイボニートなどのヒバロの里の人たち、リオ・グランデやグァイヤマなどのアフロ・リカンの人たちは首都サンファンに出てきてサントゥルセやビジャ・パルメーラス、プエルタ・デ・ティエラと言った超庶民のバリオで暮らし始める。

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都市の混在・混合は常に何かを生み出す。それは生活の現実であり、それは詩に、歌に、音楽にと形
を変える。

そしてそれは、イバゲやビジャビセンシオからボゴタに出てきた家族の現実であり、ベラグアスから運河の仕事に出てきてそのままパナマ・シティー居ついた若者であり、マラカイやロス・テケスからカラカスに出て丘にへばりついて暮らす元農民・・・そんな「都会の詞(うた)」を織り込んでいるからこそ、サルサはサルサなんだと思う。サンティアゴのソンやパレイディウムのマンボとサウンドやリズムで少々重なりがあっても、ポイントはそこじゃない。



でも、ジョニー・オルティスの曲つっても分かんないよーって感じ?いやいや、知ってる曲、すごい多いと思います。例えば:

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ウイリー・コロンルベン・ブラデスの超名盤『シエンブラ(Siempra)』(1978)の5曲目「オホス/Ojos」

YouTubeでOjosを見る






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ピート・"エル・コンデ"・ロドリゲスの『Este Negro si es Sabros』(1976)の大ヒット「カタリナ・ラ・オ/Catalina La O」
YouTubeで「カタリナ・ラ・オ」を見る







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◆トミー・オリベンシアでフランキー・ルイスが歌う「ファンタシア・デ・ウン・カルピンテーロ/Fantasia de Un Carpintero」。アルバム『Un Triangulo de Triunfo』(1981)。

YouTubeで「ファンタシア・デ・ウン・カルピンテーロ」を見る





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ルイジ・テクシドールのソロ『El Caballero』(1980)のこれまたヒット「エル・ジャント・デ・ラス・フローレス/El llanto de las flores」









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ソノーラ・ポンセーニャヨランダ・リベーラが歌う名曲「ボリンケン/Borinquen」は名盤『Unchained Force』(1980)の7曲目
YouTubeで「ボリンケン」を見る







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ウイリー・ロサリオの名盤『The Salsa Machine』(1983)でトニー・ベガが歌う、これまた大ヒットの「ブスカ・エル・リトモ/Busca El Ritmo」。Jose Feblesのアレンジも楽しい。
YouTubeで「ブスカ・エル・リトモ」を見る







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コルティーホの『Champions』(1975)のこれも大ヒット「ピカ・ピカ/Pica Pica」
YouTubeで「ピカ・ピカ」を見る








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マルビン・サンティアゴの『El Sonero Del Pueblo』(1985)での「エル・オンブレ・インクレイブレ/El Hombre Increible
・・・
YouTubeで「エル・オンブレ・インクレイブレ」を見る


まだまだあるけど、みんなどれも素晴らしいメロディー、そして庶民の心に響くうた。



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あと自分が好きなのはティト・ゴメスがの歌う「ラ・ルンバ・ケ・テ・クラ/La Rumba Que Te Cura」。この曲がトップで始まる『La Maquina de los 80』(1985)はフニオール・ゴンサレスやマックス・トレス、ボビー・コンセプシオンなどなども歌う企画盤。ジョニー・オルティス自身がプロデューサーでもある。ラファエル・ビエラ親爺も副プロデューサーに名前を連ねてる。

YouTubeでOjosを聞くる(スペインのLago&Anitaが踊ってる音とがこれ)

◆◆◆

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そしてエクトル・マイソナベは50年代からNYとPRで活躍したサルサのプロモーター/マネージャー。これまで5,700ものコンサート/イベントを手掛けた57年のキャリアのサルサへの貢献へのオマージュ。音楽だけでなく、ザイール(現コンゴ民主共和国)でのモハメド・アリとジョージ・フォアマンのボクシングの世紀のチャンピオン戦とかも彼。

79才だけど元気なもんで、先月、NYのリンカーン・センターのイベントでも表彰されたばかり。ちなみにそのライブにはインディアが歌い、心臓発作で先月ひっくり返ったティト・ロハスが元気に復活、ミリー・ケサダやトニーベガも参加だったとか。


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イスマエル・リベラ、ティト・ロドリゲス、ラフィー・レアビ、ラ・ルーペ、ルイス・エンリケ、ジェリー・リベラ、ソノーラ・ポンセーニャ、ヒルベルト・サンタロサそして何よりエクトル・ラボーのマネージャーだったことでも有名かも。


ほんと彼がPUSHしたビッグ・ネームは多い。サルサで有名なプロモーター/マネージャーというと、ファニアのジェリー・マスッチ、チータからRMMまでのラルフ・メルカドがまず浮かぶかもしれないけど、彼もすごいのです。


プエルトリコのバルセロネータ生まれの彼は、家族とともに40年代にNYに移り住んだのだった。ティテ・クレやジョニー・オルティスが作る曲にあるような多くのプエルトリカン -- 島での貧しい暮らしから抜け出したいと思ってNYという都会へやってきた多くの人たちの一人だった。



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彼はインタビューで当時の事をこんな風に語っている。

「家族で(サンファンからニューヨークまで)汽船のマリン・タイガー号に乗ってきた。1946年の事だった。レキシントン通り111番街(つまりEl Barrio)のホテル・リオスにまず宿を取らされた。当時のプエルトリカンの定番だ」

「アメリカ人は当時自分たちの事を"マリン・タイガース"って呼んでたよ。それから"スピック(spic)”って呼ばれた時代があった(*注:speakの発音がspicになるプエルトリカンをからかった呼び方)。そしてそれが"チコ/chico"となり、"ニューヨリカン"となっていった。」


そんな典型的なNYのプエルトリカンとして生きていく中、サマー・コンサートやストリート・パーティーなどから始め、イベンター/プロモーターとして徐々に成功を収めてゆく。

そして79歳の今も現役のマネージャーだ。ティト・ニエベスやインディアをしっかりマネージしている。


こんな2人がオマージュを受ける今年の出演者はというと、まだ発表になっていない。
でも、誰が出てもこの2人にはなんか関係ありそうだし、敬意を表しに沢山の出演者になるかも。
今年も行きたいなあ。
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by mofongo | 2010-02-04 00:03 | Musica/SALSA
2009年 12月 21日
オスカル・デ・レオン倒れる、そしてマルビン・サンチアゴ建つ
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オスカル・デ・レオン、先週末心臓発作でカラカスの病院に緊急入院。とりあえず危険な状況は越えたとの事。よかったー。

まだ絶対安静だそうだけど、まだ66才だし週末も2件ライブが入っていたまだまだバリバリの体力。
3年前にマルティニーク公演中の心臓発作から、また元気になってあのパワフルな声を聞かせてくれてたのだから、今回もゆっくり休養してまだガンガンやってもらいたいと思います。

ところで問題です。同じ週末、プエルトリコに行ったことのあるサルサ・ファンならごぞんじの「サルサ公園」にあるサルセーロの胸像が一つ増えました。
だれでしょか?一つ前はトミー・オリベンシアでした。

1.ティト・プエンテ
2.ティト・ロドリゲス
3.ピート・エル・コンデ・ロドリゲス
4.マルビン・サンティアゴ
5.フランキー・ルイス
6.チャマコ・ラミレス
7.エラディオ・ヒメネス

答えはマルビン・サンティアゴ

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サルサ公園(La Plaza de los Salseros)はサン・ファンの下町、Villa Palmerasにある小さな公園。街から空港に向かうバルディオロティ通り沿いにあります。
ここには既にコルティーホ、イスマエル・リベラ、ペジン・ロドリゲス、エクトル・ラボー、トミー・オリベンシア、ティト・プエンテの胸像が建てられています。

→トミー・オリベンシア胸像建立の時の日記はこちら

マルビンはコルティーホからボビー・バレンティン、オリベンシアサルサのど真ん中なオルケスタで歌い、そしてソロと数々のヒット曲を連発した、"Sonero de Pueblo"(庶民のソネーロ)って愛称のある歌い手です。"Vasos en Colores"、"Fuego a la Jicotea"、 "Pobre Soy"、 "Soy Boricua"、"Bella Mujer"、"El Jibaro y la Naturaleza"・・・、自分はこのおっつあんの個性が大好きで、亡くなったときは本当に悲しかったです。

→5年前に追悼で書いたサイトへ
→追悼で『ラティーナ』誌に書いた記事へ(Page1)
→追悼で『ラティーナ』誌に書いた記事へ(Page2)

だから「トミー・オリベンシアの胸像の次はマルビンでなければ困ります!」と内心思っていただけにうれしい。特に、ここ2年の経済不況・歳出削減の中、この胸像に予算を割いたサン・ファン市の芸術文化観光部に拍手。

マルビンは最後は糖尿病やら腎臓疾患、心臓疾患やらでなくなってしまったが、心臓発作っつうのがラテン系(特にサルサ系)ミュージャンによくあるのはやはり食い物とかから来るのではか?

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量も問題かもしれないし、トストーネスを筆頭にモフォンゴ、カルネ・フリータ、アルカプリア、バカライート、エンパナーダなどなど揚げ物は多いし、焼きたてのレチョン(子豚の丸焼き)の脂身は絶品だし、油もののせいなのかも。これらのものがテーブルに並ぶクリスマス・シーズンは危険ではないか。

サルセーロには、パーティーで演奏だけしてもらい、食事は禁止した方がファンのためではないか?





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それをつくづく感じたのは先週末、プエルトリコはバヤモンのスタジアムでコンサートを行なったウイリー・コロンの写真みた時。

"El Malo"の頃、あのようにやせっぽちだったコローンは今や、ジェリー・メディナかペドロ・ブルルかと見間違うほど成長著しいではないか。







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自分も先週2日、今週も4日、今日も忘年会・クリスマス・パーティーだけど食いすぎないよう気をつけねば・・・。
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by mofongo | 2009-12-21 07:34 | Musica/SALSA
2009年 09月 28日
エディー・パルミエリ@Blue Note(3)関連アルバム&Set List
((2)より続く)


ついでに、【曲目と収録アルバム】と行った日の【セット・リスト】をあげておきます。


【曲目と収録アルバム】

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◆RITMO CALIENTE 
 "La Perfecta" (1962) :エディーがティト・ロドリゲスのところから独立して、La Perfectaを立ち上げた記念すべき1枚目。歌はイスマエル・キンターナ。トランペット5本、トロンボーン2本。
 "Ritmo Caliente" (2003) :

◆EL MOLESTOSO
 "El Molestoso... Vol. 2" (1963) トロンボーンがバリー・ロジャースとホセー・ロドリゲス




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◆LAZARO Y SU MICROFONO

 "El Molestoso... Vol. 2" (1963)
 "Ritmo Caliente" (2003)

◆SUAVE  "Echando Pa'lante" (1964) "Cafe"や"Tu Tu Ta Ta"などヒットも多い




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◆MUN~ECA
"Lo Que Traigo Es Sabroso" (1964)
 "At the University of Puerto Rico" (1971)
"Recorded Live at Sing Sing" (1972)

◆CUIDATE COMPAY
 "Azucar Pa' Ti" (1965)



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◆OYELO QUE TE CONVIENE
 
"Azucar Pa' Ti" (1965)
 "Unfinished Masterpiece" (1974)

◆AJIACO CALIENTE
"Mozambique" (1965)




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◆SUJETATE LA LENGUA
"Mozambique" (1965)
"Ritmo Caliente" (2003)

◆BILONGO
 "At the University of Puerto Rico" (1971)
"Superimposition" (1971)




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◆COMPARSA  
"Suen~o" (1982): 「La Libertad/Comparsa」という曲の後半部分。

◆JAPON-GO 新曲












【セット・リスト】

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◆2009. 9.22 TUE.
<1st>
1. RITMO CALIENTE
2. CUIDATE COMPAY
3. LAZARO Y SU MICROFONO
4. JAPON-GO
5. COMPARSA
<2nd>
1. EL MOLESTOSO
2. SUAVE
4. BILONGO
5. JAPON
6. COMPARSA

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◆2009. 9.23 WED.
<1st>
1. AJIACO CALIENTE
2. SUAVE
3. SOLO PIANO
4. OYELO QUE TE CONVIENE
5. CUIDATE
6. JAPON-GO
7. COMPARSA


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◆2009. 9.24 THU.
<1st>
1. BILONGO
2. LAZALO Y EL MICROFONO
3. AJIACO CALIENTE
4. CUIDATE COMPAY
5. JAPON-GO
6. COMPARSA



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◆2009. 9.25 FRI.
<1st>
1. AJIACO CALIENTE
2. SUAVE
3. OYELO QUE TE CONVIENE
4. CUIDATE COMPAY
5. JAPON-GO
6. COMPARSA
<2nd>
1. RITMO CALIENTE
2. LAZARO Y SU MICROFONO
3. EL MOLESTOSO
4. MUNECA
5. JAPON-GO
6. COMPARSA

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◆2009. 9.26 SAT.
<2nd>
1. SUJETATE LA LENGUA
2. LAZARO Y SU MICROFONO
3. AJIACO CALIENTE
4. MUNECA
5. JAPONGO
6. COMPARSA
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by mofongo | 2009-09-28 03:08 | Musica/SALSA
2009年 09月 28日
エディー・パルミエリ@Blue Note(2)
((1)より続く)

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◆2009. 9.26 SAT. <2nd> さて公演最後のステージは”SUJETATE LA LENGUA"でスタート。全員スーツでびしっと決めてます。
ルケスのソロに客席はクラーベで加わる。ベースのトゥンバオのビートをキープしながらメロディーにチャレンンジして行くようなソロ。マエストロに敬意を表すかのようなオルタード下降スケール、シンコペーション。Eminence製のアップライト・ベース、良い感じ。そしてモントゥーノに突入、トロンボーンのモーニャが吠える。






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2曲目の"LAZARO Y SU MICROFONO"は1曲目の熱気を少し冷ますような、リラックス感。ホセーがベーシックなリズム・キープに混ぜる小技が楽しい。カレンのフルート・パートからパルミエリのパートへ。トレスのワヘーオが前に出てくると色が変わる。リラックスしたパルミエリのソロ。モントゥーノに入る。トロンボーンのモーニャが立ち上がり、カレンが時に切り込み、ジョニーが大きなアクセントをつける。全員が少しずつの厚くしてゆったり感を崩さず盛り上げてゆく、波のような感覚がとても気持ちいい。そしてエルマンのグィロを刻むスタイルがもう、なんというかダンディーなのです。
いやー、やっぱチャチャチャは良いなあ。







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次はドライブ感のあって好きな曲"AJIACO CALIENTE"。パチャンガで踊るとよさそう。エディーのソロは最初は手堅く始めきっちり盛り上げカレンへ手渡す。曲の途中にアクシデント。

マラカスをカッコ良く振ってエルマンの腕時計のベルトが突然切れた

しかし、ダンディーなエルマンはすばやく残った腕時計を外し、スーツの胸のポケット・チーフをさっと広げ包み、スーツの内ポケへ。このしぐさがまずカッコイイ。

そして、床に落ちたベルトの一部の場所をを、マラカスを振り、コロをつけながら、ながらすばやくチェック。これがまたエレガント。

そして、部品を見つけるとマラカスを床に置き、すばやく部品を拾って、そして、内ポケより時計の包みをとりだし、部品とともに別のポケットへ。これがまたカッコイイ。

そして最後に手元に残ったハンカチをおもむろにスクエア・フォールドに畳み、悠然と胸ポケットへ差し、形を整えてから、ソネオに入った。なんという素晴らしいエレガンス。やはりNYの男は違いました。

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さて、エルマンのアクシデントに全く関係なく、曲は盛り上がる。ジミーのトロンボーンが強力!マイミクさんのペアが踊りだす。

そして"MUN~ECA"へ。このステージのハイライトはここでのパーカッション隊のソロから始まり、次の"JAPON-GO"までの流れ。

まずネルソンのソロが弾け、オルランドのカンパナがしっかり支えるなか、ジョニーとホセーのバトルが始まる。わお!ジョニーの緊張感たっぷりのつっかけにホセーのオケンドを思わせる重量感のあるフレーズがカウンターを喰らわせる。トロンボーン隊も思わず気合い入り、クリスのソロが熱い。カレンも突っ込み全体がヒートアップ。各々いやー、昨日のパルミエリ対ネルソンも良かったけど、今夜のこれもすごい。やはりダンスに立ち上がるペアが。自分もうずうず。フィニッシュでは観客はスタンディング。

そして"JAPONGO"へ。パルミエリは他の日のように曲の説明は長くせず、すぐ曲に入る。前の曲の熱気を冷まさないようにって感じ。前々日、パルミエリ楽屋で「自分はラテン・ジャズだろうとサルサのフォーマットだろうと、バイラブレなバンドにすることがとても好きなんだ」って話してくれたけど、まさにそんな彼らしい進行。

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モントゥーノに入りエディーのワヘーオがドライブする。客席で立ち上がる人が。ジョニーが切り込んでくる。あやー、自分も踊りたくなった。どうする。ふと左方向をみると友人のIさんがスタンディング。これは!と恥も外聞もなくお相手をお願いして快く受けていただきました。
彼女のお友達は、エディー・ジュニアと踊る。エディーの後ろまで出て行って、彼のワヘーオが響く中で踊る贅沢。ホセがやはり重いフレーズで腰に響く、会場は揺れる。終わった後のスタンディングがすごかった。

最後の"COMPARSA"。ジョニーは気合い入ってました。お約束の「アタマ・パーカッション」をなかなか出さず、ひたすらプレー。会場は大いに沸く。そして曲に戻り、エルマンが煽る煽る、あのネルソンもパルミエリもにこにこ。
クールなエルマンがあんだけ客をいじって、ヒートアップさせるのはなんだかうれしい。この速い曲の長丁場でもリズムは全くだれず疾走し、トロンボーンが咆哮。お客もアンコールは不要の大満足。

良い夜でした。


(セットリストに続く)
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by mofongo | 2009-09-28 02:51 | Musica/SALSA
2009年 09月 28日
エディー・パルミエリ@Blue Note(1)
今回2年ぶり、92年、02年、05年、07年と来て5回目の来日。トロンボーン2本のトロンバンガでやってくるのは初めて。

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NYから連れてくるメンバーも皆達人で、それも見逃せなくて、結局、4日・5ステージ行ってしまった。

しかし、それだけのものは当然ありました。ステージもそうだし、パルミエリ御大とのPerfecfta Iのころの話、ネルソン・ゴンサレスのトレスやアルセニオの話、若いころの勉強・練習の話、エルマン・オリベーラのソネオの話、ルケスのジャズとラテンへのベーシストとしてのアプローチの話、ジミー・ボッシュのラテン・ジャズはやらないという話、クリスのNYでの活動の話、ジョニーのポンセーニャ時代の話、NYで活躍するYOKOさんの話、ホセーとのシュークリームの話、カリーンとのコーネル・デュプリーの話・・・。

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実は某雑誌のインタビューを他2名の方々と一緒にさせてもらった事もあるのだけれど、インタビューの場に加え、ステージの合間や後の楽屋での話にも面白い話が一杯。

5ステージ、出来・不出来は色々、おおざっぱに言って後になるほどまとまって来るのは当然だけど、やはりそのステージ、ステージでハイライトがあり、見どころ・聴きどころありでした。


メンバーはエディ・パルミエリ(p)、エルマン・オリベーラ(vo)、クリス・ウォッシュバーン(tb)、ジミー・ボッシュ(tb)、カレン・ジョセフ(fl)、ネルソン・ゴンサレス(tres,coro)、ルケス・カーティス(b)、ホセー・クラウゼル(timb)、ヴィンセント“リトル・ジョニー”リベロ(conga)、オルランド・ベガ(bongo)

曲目も2曲は共通だけど、その日によって色々。全部書いていると、長くてきりがないので、各々の日のハイライトを。(各ステージのセット・リストと収録アルバムま纏めてこちらへどうぞ→)

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◆2009. 9.23 WED. <1st>出だしの"AJIACO CALIENTE"はなんとなく、暖まらない感じ。他のメンバーがカジュアルな中、エルマン一人がスーツでびしっと決めている。顔が真剣、というかちょっとコワイ。同時に、ソネオの時のしぐさ、マラカスの振り方、どれをとっても決まってる。そしてそのソネオが、曲を引っ張って行くのがよく分かる。
次のキュートな"SUAVE"ではもう大丈夫。大きな波に揺られるようなモントゥーノ。

そして"OYELO QUE TE CONVIENE"。これはネルソンのソロがすさまじく良かった。トレスはリズム楽器だ、と楽屋で話してくれた彼だが、モダンなメロやコードと、オーセンティックなリズムのコンビネーションがめちゃくちゃかっこいい。あまりの激しいストロークで弦を切ってしまう。わお。

"CUIDATE COMPAY"のトロンボーン、エディーが日本とファンに捧げた新曲"JAPON-GO"でのホセーのソロもこの日のハイライト。最後の曲は"COMPARSA"。"JAPON-GO"から"COMPARSA"で終わるのは、多分そのセットも同じだったと思う。

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◆2009. 9.24 THU. <1st> アドラシオンのモチーフのピアノ・ソロで始まる"BILONGO"。
エルマンのソネオは色々に変化。Bujeriaのフレーズを織り込んだと思ったら、次はQuien sera、そしてMalanga。そしてルーケスのソロからパルミエリのソロへ。得意の半音上昇の後に、長三度と短三度を重ねる濁った和音をさらっと叩きつけ、おお、っと脅かし四度ブロックの半音下降しホールトーンをガーンと一発、といった具合。うなってました。パルミエリ節を堪能して、ソロはカレンへ。トロンボーンのモニャがかぶりリズムが上昇して行く。もうちよっとカンパナの抜けが欲しい。あ、ベースの2弦が切れた!

しかし、ルーケスは三本でしっかりリズムをキープ。次の"LAZALO Y SU MICROFONOでも問題なし。
カレンの次はエディーのソロ。フレーズはシンプルでもあのドライブ感というかタイム感は他の人のトゥンバオ/ワヘーオとは違う。フー。
エルマンのソネオは"ハポネサへがリズムに乗っている、ペルフェクタは楽しんでる、バンドは即興してる(Inprovisanndo)・・・と続きカレンのソロへ。ジョニーが全体の音を厚くしてくる。大波だ。

"AJIACO CALIENTE"は ネルソン、カレン、ジミーとソロが回り、"CUIDATE COMPAY"へ。ネルソンのソロ。ゴリゴリとスタートした音は、アルセニオだあ。そしてテンション半音下降フレーズ。ほんと気持ちいいタイミングだよ。

次の"JAPON-GO" クリス、ジョニーのソロが終わったところで、トロンボーンのモーニャと同時にカンパナが入ってくるタイミングが絶妙。かゆい所に手が届くというか。オルランド、いいね。最後の"COMPARSA"はテーマは短くすぐジョニーのソロに入り、わりとあっさり纏めた感じだった。

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◆2009. 9.25 FRI.
<1st>ADRACIONのモチーフのエディーのソロから1曲目"AJIACO CALIENTE"に。
オルランドのカンパナが気持ちいい。2日目から比べてどんどん良くなってくる。
パルミエリとネルソンのぴったり息の合ったワヘーオ。そこでパルミエリが軽く遊ぶ。ルケスがそれにピッタリ付いて、アゲなフレーズでは軽く煽り、抑えるとぴたっと基本のトゥンバオに戻って空間を埋める。そうだよねえ。ラテン・ベースの基本だよなあ。これはネルソンが下をしっかり押さえてるからできるんだよなあ。そしてカレン。トロンボーンのモーニャが入ってくる。早くも熱い。エルマンのソネオも良い。

2曲目"SUAVE"は エルマンが父親に捧げた曲。カレンのフルートが心地良い。トロンボーンのモーニャでモントゥーノに入り、コンガ、ティンバレス、フルートの受け渡しのちょっとした合わせがハマる。そしてティンバレスが少し煽ってジミーのソロ。ゆったりフレーズでジミーのトロンボーンが歌を歌う。チャチャチャはキュートなフォームだけど、中にいくらでも情熱を埋め込むことのできるフォームだよなあ。シンプルなチャチャもうまい人は、中にたっぷりと遊びを詰め込んで踊れるんだろうな、とかダンスの事を思う。

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"OYELO QUE TE CONVIENE"。
オルランドのボンゴ。ほとんど切れ目なしのソロ。自分の出番にここぞと気合いが溢れ出している感じ。エルマンのソネオ、クリスのトロンボーンがぶわっ来る。その間のエディーとネルソンのワヘーオがすごい。あの一体感と力強さ。そして時に繰り出す過激さ。このペルフェクタIIの魅力は違った世代が集まり、パルミエリの手の中で、そして時に手からはみ出て音楽を作っているとこだと思う。

"CUIDATE COMPAY"では、「secret weaponを出します。ネルソン・ゴンサレスのトレスです」とパルミエリが紹介。チャチャからモントゥーノに入りネルソンが爆発、そしてカレンにもどると、ブルーノート(スケール)を感じさせるぶっといトロンボーンのモーニャが支える中、フルートが大きくあそぶ。

次の"JAPON-GO"ではオルランドのコンガが最初から盛り上げテーマのあと、クリスのトロンボーン。ソネオが歌いこまれ、そしてホセーのソロ。ジョニーが絡み、ネルソンが絶妙な煽りを入れる。ソロの間のエルマンのマラカス、そしてステップがカッコよすぎ。最後の"COMPARSA"はネルソンのソロ。トロンボーンのモーニャ、そしてルケスのソロへ。この速い曲でどうする?と思ったら、さすがバークリー仕込みのテク。しかしテクよりもバンド全体のビートの強さを変えないアプローチのソロ。こういうところがジャズと違う。そしてジョニーへのソロがまた盛り上げエンディングへ。ふう。

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<2nd>
"RITMO CALIENTE"はエディー、カレンとソロが回り、"salt peanuts"のフレーズでかわいく終わる。
そして"LAZARO Y SU MICROFONO"へ。 エディーのソロはチャチャのリズムに乗ったオーセンティックな導入部から、得意なモーダルなハーモニーをばらまく。後半のモントゥーノはジミーとクリスが"Pa' Huele"を思わせるモーニャを繰り出す中、エルマンがソネオで入ってくる一瞬がめちゃかっこよかった。そして一丸となって、大きなうねりへ。

"EL MOLESTOSO" のルケスのソロでは会場一体となってクラーベで楽しむ。ソロは、とてもルケスらしい。ジャズとラテンのイデオムが彼らしいバランスで入り込む。ジャズではクリスチャン・マクブライドが大好きだと言っていた彼だがさすがバークリーで鍛えたテクは確か。しかしラテンのベースがリズムであることを十分意識したかっこいいソロ。

"MUNECA"は エディーのちょっとしたソロでスタート。プエルトリコ的哀愁がなけるこの曲は大好き。エルマンの変化に富んだソネオが曲をドライブさせる。実はこの日のハイライトはこの曲。

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きっかけはネルソンとエディーのソロの応酬。ネルソンがディミニッシュ=オルタードなイデオムを2/4-4/4-8/6なリズムで畳みかけエディーが密集型コードでリズムを叩きつけるソロで返したときは会場から思わず拍手が。いやー、サルサ・フォーマットで控えめな今回のエディーのソロの中で、やるときはやってくれるもんだ、やっぱり。73才対60才の対決の熱さにそのあとのエルマンにソネオ。このあたりで会場も我慢できなくなって、前列、そして後ろと踊り出す。ジョニーのソロが実に気合い入っててこれも最高、その後のジミー・ボッシュもエナジー!モーニャに移っても手抜きなんかなし。
サルサでのソロはジャズのように長くない分ああいう場面では、各人が強力な密度で攻めてくるのが魅力。いい演奏だった。

次の"JAPON-GO"。Em/Em7A7-D7/D7G7-CM7sus4-B7のサルサおなじみの進行でスタートする哀感なメロ。エルマンの日本女性/バイラドーラへの賛辞のソネオのあとトロンボンのモニャからソロへ。そしてエルマンのソネオが、カレンのソロが、トロンボーンの咆哮が煽り、最後の"COMPARSA"へ。

速い曲でもネルソンが顔色変えずにハードなソロをかまし、エルマンが客を煽る。名前よばれちまいました。そして、ジョニーのソロへ。ジョニーのコンガはD,A,Gにチューンしてあるから途中でルケスが同じ音程のトゥンバオでからむのが楽しい。そして変幻自在のソロ。そう、ソロにメロがある。
そしてコンパルサにもどりコンサートの謝辞を織り込み、エルマンがウエーブを煽る。"Onda! Onda como es en Puerto Rico!"(さあ、ウエーブ!プエルトリコでやるみたいに)って言ったのが面白かった。そしてクライマックスへ。良い出来の夜でした。

(続く)
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by mofongo | 2009-09-28 02:30 | Musica/SALSA
2009年 08月 16日
8/8 [真夏日に熱いサルサ&ラテン特集」報告
夏休みボケでグダグダの8月。JLGもあるし、他にも行きたいライブもあるし、盆踊りもあるなあ。

で、四谷老舗のジャズ喫茶"いーぐる"で2時間半ほど、サルサなCD& DVDをかけるイベントに。でもDJではありません。

「いーぐる連続講演」というタイトルでもう400回近くも続いているものです。

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このいーぐるの講演の楽しい/懐の深いところは、ジャズだけでなく、大島豊さんによるアイルランド音楽の回があったり三具保夫さんのマリリン・モンローの回、はたまたロックの回でジョン・フォガティーの"Have you ever seen the rain"とかブライアン・ウイルソンの"Here Today"、ストーンズの"As tears go by"とかが鳴り響く回もあるし、ゲイトマウス・ブラウンのストンプやルイ・ジョーダンのジャイブの回があったりするところです。



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もちろんジャズも素晴らしいです。今年の講演で解説された方々をちょっとあげても、中山康樹さん、村井康司さん、原田和典さん、林建紀さん、益子博之さんとジャズ評論を主に音楽評論で著書もたっぷりな著名方々ぞろい。だいたいマスターが著書も多い後藤雅洋さんですから。

で、タイトルはというと、 第392回 「毒をもって毒を制す:真夏日に熱いサルサ&ラテン特集」"というややふざけたもの。ご来場頂きました皆様、ありがとうございました!

ジャズ系のお客さんにどうサルサを紹介するか?というアプローチで曲を選んでみましたが、結局、ど真ん中で行くことにしました。 ちょっとだけジャズの突っ込みを加えて、お話しながらかけました。 さて、どんなだったかというと・・。

◆◆◆


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まず、さすがきっちりチューニングされたオーディオ・システムとJBL 4344 Mark2のスピーカーから流れる音はすばらしかったです。右手のレイ・バレート、左手のニッキー・マレーロの音がはっきり位置をもって聞えてくる。

そしてラボーのボレロの声のつややかさが本当に耳に迫ってくる。ジョー・クーバの音のバランスはすごくサルサとは違っている。









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フランキーのバックのパーカッションは少しひっこめたバランスだから家で聴くと特徴が聞こえてこ
ないが、実はドライブ感が素晴らしい、などなど色々発見が多かった。

そして、終わって飲み会でのジャズ・ファン(とは言え、すごい耳の幅のある方たち)の感想。

自分もジャズ・ファンでもあるから、「ジャズ耳」と「サルサ耳」とか「ラテン耳」とは違う点は常
に感じるし、一方でそれをクロスさせて聴くとまた別の楽しさがある、というか、ミュージシャンそ
れぞれに意識的・無意識的に混じっているものが聞こえてくるのが楽しいのです。きっとそういう感
想もあるんじゃないかという期待がありました。

「一発目のDescarga Fania"の映像見て、体がジャズの聴き方を拒否した」とかいう声はうれしかったです。ベイシーとマチートも聴きどころがかなり自分と近かった方もいたし。後藤さんがダンスしたり、パーカッションやりたくなった、おっしゃったのはナイスでした。だって、やっぱいーぐるのシステムから出る音が、ライブなドライブ感を再現していた事も大きいと思います。

ジャズとサルサは近いところに住んでるんだけど、今のジャズの音と、今のラテンの音がいざお付き
合いするとブレンド具合がロックとジャズより難しい感じがします。これはキューバ音楽とジャズで
も同じに思います。でも、良い具合に解けあった音にめぐり逢いたいですね。

あと、最後にあの場所でフランキー・ルイスを大音量でかけられたのはよかったです。ちょっとあり
えない。翌日がが命日でしたし。

ということで、セットリストはこんな感じでした。

◆◆◆

第392回 「毒をもって毒を制す:真夏日に熱いサルサ&ラテン特集」


【A】Salsa 定番から ~ 1970年代前半まで
1 Fania All Stars/DESCARGA FANIA [DVD]"Our Latin Thing"(Vampi) 1971

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2 Willie Colon/CHE CHE COLE "Cosa Nuestra"(Fania) 1969

3 Larry Harlow/ABRAN PASO [DVD]"Our Latin Thing"(Vampi) 1971

4 Hector Lavoe/TUS OJOS "La Voz"(Fania) 1975

5 Eddie Palmieri/PUERTO RICO "Sentido" (Coco) 1973




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【B】 プレ・Salsa ~ Mambo/Bomba/Son Afro/Boogaloo
6 Tito Puente/PARA LOS RUMBEROS [DVD] "Salsa Live in Bronx" (Shanachie) 1988
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7 Rafael Cortijo/BOMBA CARAMBOMBA "Quitate de la via perico" (Rumba) 1959

8 Arsenio Rodriguez/HUN HUN "Quindembo"(Sony) 1963

9 Joe Cuba/EL PITO(I'll never go back to Georgia) "Estamos Haciendo Algo Bien!"(Tico) 1966




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【C】 JazzとLatinのすれ違い ~ 1950年代
10 Count Basie Orchestra/MAMBO INN "April in Paris" (Verve) 1956

11 Machito Orchestra/MAMBO INN "Mambo Mucho Mambo"(Sony) 1952

12 Victor Feldman/CUBAN LOVE SONG "Latinsville !"(Contemporary) 1959

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【D】 Salsa定番から ~ 1970年代後半以降
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13 Ray Barretto/UN DIA SERE FELIZ "Rican/Struction"(Fania) 1979

14 Willie Colon & Ruben Blades/PLASTICO "Siembra"(Fania) 1978

15 El Gran Combo/EL MENU "Happy Days"(Combo) 1981

16 Sonora Poncena/MORENO SOY "Energized"(Fania) 1978


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【E】 Jazz/RockとLatinのすれ違い ~ 1970年以降
17 Santana/OYE COMO VA "Abraxas" (Columbia) 1970

18 Jerry Gonzalez and the Fort Apache Band/THE VONCE "Crossroads"(Milestone) 1994

【F】 Salsa定番から ~1980年代後半以降
19 Frankie Ruiz/TU CON EL "Solista..Pero no solo"(Rodven) 1985

20 Andy Montanez & Voltio/EN MI PUERTORRO "Salsaton-Salsa con Reggaeton"(Univision) 2006

21 Marc Anthony/PRECIOSA [DVD] "Live in Madison Square Garden" (Columbia) 2004

22 Hector Lavoe/MI GENTE [DVD] "Live in Africa"(Vampi) 1971

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機会があればまた何かやってみたいですね。
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by mofongo | 2009-08-16 21:53 | Musica/SALSA
2009年 05月 23日
河村要助展"good news" @銀座松屋
河村要助さんの展覧会に行って来ました。

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展覧会の概要や河村さんの経歴はこちらへどうぞ。→
http://www.enjoytokyo.jp/OD004Detail.html?EVENT_ID=255343
http://designcommittee.jp/#history/2009/656

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河村さんは絵と同じくらい、又は時にそれ以上に音楽がなくてはならない人だから、昔から音楽雑誌やLPのジャケット、ライブのフライヤーと、自分が音楽を聴く中でその作品が常に目に前に現れ、魅了され続けてきました。







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特に雑誌、「Good News」「ミュージック・マガジン」などでの、得体の知れない筆圧でこちらを見ているミュージシャンのポートレートは、その素晴らしい色使いとも相まって自分の中に不思議な空気を生み出しています。










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ポートレートで言えば、単なる写真の代わりや似顔絵ではなく、常に絵の中になにか動くリズムがある。音楽家の中に潜むエネルギーを、独特のユーモアと色とタッチで溶け合わせて、ビートを伝えているのに頬が緩み、脳が絵をじっと見つめさせてしまう。



今回の展覧会では、そんな雑誌の表紙の他に、ポスターサイズの連作もあった。

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その中の、”Hot Spring””Indoor Fishing Pond””Japanese Bow”と言った、日本文化をアメリカの50-60年代匂いを振りまいて表現する連作がある。この作品を見ているとき、河村さんのサルサへの思いと音を紹介した名著『サルサ天国』を思い出した。

河村さんのこの本には、とにかくサルサという音楽への熱愛が溢れている。



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河村さんは70年代にサルサという名前が生まれて日本に入ってきた頃からの筋金入りのリスナーだが、今のように情報がネットで取れるような時代ではなかった当時、日本に入ってきた音盤を次から次へと、かつめちゃくちゃよく聴きこまれて、そしてジャケットから中袋まで、限られた情報から、まだ見ぬ音楽家だけでなく、その音が流れている場所、その音を聴く人たちの生活から心意気までを想像する。その素晴らしい想像力と音楽への愛が、この本には溢れてるのだ。






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そんな想像力と、たっぷり聴きこんできた音盤のレコード・ガイドとしての両方の側面があるから、本当にお世話になった、そして今も読み返してお世話になっている本なのです。もちろんミュージシャンのイラストも満載なのも楽しいし。









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しかし、その中で一番頭が下がるのは、そんなにサルサという音楽に入り込んでいるのに、常に「自分はそういう風に想像するだけ」「自分たち日本人には決して分からないかもしれない」という、相手へのレスペクト、違う文化へのレスペクトがある事。










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最近はサルサに関する本も色々出てるし、ネットからの情報もある。でも、それだけに、コピペとは言わないけど、大して勉強してなくてもサイトに「サルサの歴史」なんて掲げる事ができる。それは河村さんの「まだまだ分からないことだらけ」っていう、「謙虚さ=好奇心の連続」とまったく逆の現象だ。









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この間びっくりしたのは、「最近ボビー・バレンティンとラ・セレクタを全部聴きました」って書いてる人が、そのずっと前に「サルサの歴史」なんて書いている事。そんなものが、玉石混合のネットには浮かんでいる。その人のラ・セレクタのデータが間違っていたので、ちょっと指摘してあげたら、「セレクタはほんとに良い!」って書いてたブログの1ページをいきなり削除してしまった。

別にデータの間違いなんて良くある事で、訂正すれば済むのに、「自分が良いと思ってみんなとシェアしたいと書いていた気持ちも含め全削除」って、ちょっと理解しがたい事だった。

きっとたいして好きでもなかったのに、「自分は知ってる」って主張したかったのかも。河村さんの「知らない」「分からない」そして「好きである」事を常に軸足にする誠実さとなんと違うことか。

◆◆◆


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ちょっと話がそれたけど、河村さんのこの”Japanses Cultureシリーズ(?)”は1987年の日本グラフィク展の年間作家賞最高賞をとった年の個展”JOYFUL TOKYO”でも評判だった作品だが、「アメリカ人に日本文化を紹介した絵」は、日本の事をわかってない外国人に、分かってる日本人が説明してみたら、なんと別のイメージを生み出して、「実は自分たちは日本の事、わかっていなかったのでは?」と思わぬ視点を与えてくれる作品だと思うのだ。







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それは河村さんが「日本文化ですら分からない」「世の中にはわからないものがいっぱいある」というレスペクトと「だからおもしろいのだ」という好奇心とそれから生まれる新しい視点を楽しみ、やっぱり分からない事に身もだえし、切なくなり、しかし愛をもって表現する、という立場を取っている事だ。

その立場が「サルサ天国」にも当然一貫してるから、あの絵から本の事が頭に浮かんだのだと思う。







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しばらく健康を害されていたと聞いていたけど、展覧会初日に現れた河村さんと話した人によれば、昔の口調で体調が戻ってきているとの事。

ぜひともまた活動を再開して、フレッシュな刺激を与えて欲しいです。


http://puertorico.exblog.jp/2268432/
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by mofongo | 2009-05-23 02:47 | Musica/SALSA
2009年 05月 22日
Salsa Vibes Vol.2@歌舞伎町Studio Ms
今週末のお勧めのサルサのクラブイベントをご紹介!

『Salsa Vibes Vol.2@歌舞伎町Studio Ms 』
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今年1月に同じ場所行われたイベントのVol.2。
1月に行ったのだけれど、このイベントの魅力はDJ。

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前回も昔からサルサ・シーンで定評のあるメンツが久しぶりに集まったって感じで、踊りやすくてかつ構成ががしっかりしてツボの選曲。

DJってなんだろう?いやサルサのDJってなんだろう?ヒップホップやハウス、トランス、レゲエのDJとどう違うんだろう?DJにもうまい下手はあるの?

なんていう疑問にも答えてくれる音かも。今回のDJはキャリアも長いこともあるけど、とにかく音を良く知っていて、音の背景や歴史に対するレスペクトが抜群。そしてみんな各々の好みがあるからね。そこが踊りどころ、聴きどころ。

と、いうことで、オーガナイザーのアナウンスから抜粋の転載です。↓

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   ◆ ◆ 新 宿 ☆ S A L S A ・ V I B E S ☆ vol.Ⅱ◆ ◆ ………………………………………………………………………………
六本木以前、かつて新宿がラテンの聖地だったことを知っていますか?
 ~伝説となった90年代の新宿ラテン・バリオが帰ってくる! ~
 2 0 0 9 年 5 月 2 3 日( 土 )  1 7 : 0 0 ~ 2 3 : 0 0
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【SALSA VIBESとは?】
実力派の精鋭DJ5名と有名ダンサーによる本格サルサクラブイベント

http://www.salsaclub.jp/

【Music & Dance】
新宿がラテンの聖地だった時代から10年以上にわたって東京サルサシーン に影響を与え続けてきた実力派DJ5人を選抜。 楽曲を中心に据え、他に類をみない究極のSALSA CLUBをここに実現 バリオのクラブにスタイルは無用。ダンスはフリースタイルで楽しめます。

【Show Time】 そして今回は2組のスペシャルゲストを招聘。
・ドミニカ共和国からラテン界の貴公子
・本国でCDが赤丸急上昇♪ベネズエラの秘宝
 詳細はこちら→ http://www.salsaclub.jp/

最強の音響システムと最上の音楽で最高の夜をお楽しみください。
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  フロアに降りて踊ればわかるド肝を抜く驚きの重低音
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前回のSALSA VIBESフォトギャラリー
http://www.salsaclub.jp/salsa_vibes/photo20090131/v_sub1-20090131Photo.html

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エントランス&ドリンク
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\3,000 w/1DK (※フライヤー持参で\500ディスカウント → \2,500 w/1DK)
★さらにお得な「DJ紹介優待システム」
出演DJの優待者リストに名前を載せてもらえれば【\2,000 w/1DK】になります。

(↑これお勧め。\もし出演DJの人を知ってたら連絡取ってみるといいですね。もし、行きたい人でDJの人に知り合いがいなければmofongoまで連絡下さい。)

※同伴者もディスカウント対象(何名でも可)ですが、入場時1回限り。
※当日は一度入場すると再入場できません。

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●DJs & Performance  (タイムテーブルは後日発表!)
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DJs -- 全員がダンスフロアラウンジ両フロアでプレイ。

 El Caminante Okamoto - LOS BRONXXX
 DJ OYAMA  - Los Borrachos
 T-Rod.   - We Love SALSA / Super Barrio Brothers
 Yuqui   - Pa'lante Quisqueya
 Salserin  - Tokyo Pachanguero


Performance : Luis Sasaki - Rep.Dominicana
Mini LIVE : Steven Damian - Venezuela
携帯サイトURL http://www.salsaclub.jp/vibes_m.html
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●SALSA VIBES 会場 …………………………
【STUDIO M's 】
新宿区歌舞伎町2-24-3 新宿興和ビルB1 (LAWSONの斜め向かい。)
PHONE :03-3200-9966  http://www.clubms.jp/

・JR新宿駅東口より徒歩10分。
・西武新宿駅より徒歩5分。
・地下鉄大江戸線、副都心線東新宿駅A1出口より徒歩4分
コインロッカー200個完備

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●ご注意とご案内
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★出かける前に、Yahoo!Map等で地図をプリントすることをお勧めします。
 目印の「コマ劇場」は閉館した為Yahoo!Map等には表示されません。

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主催:サルサヴァイブス実行委員会
共催:サルサ倶楽部、 STUDIO M's
後援:We Love SALSA, Samurai Latino Web, ビエントラティーノ, Studio Pepe
協賛:Latin Club Leon
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Enjoy!
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by mofongo | 2009-05-22 01:59 | Musica/SALSA