カテゴリ:Viaje/漫遊記( 61 )

2008年 03月 04日
マイアミ '08.3 (2) クバーノ
(Part 1より)
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結局手軽なCafe Mystiqueへ。"マイアミのサルサ"が楽しめる場所。時にルエダなんかもやってるからね。さすが土曜11:30pmともなるとしっかり混んでる。今日は地元Univision系FM局 La Kalle 98.3主催のDJイベント。うーん、若者からシニアまでいい感じに年齢層がばらけている。

まず一杯。聴き易く、ミディアム・テンポで踊りやすい選曲。ジェリー君の「Cuesta Abajo」の後にRuben bladesの「Buscando Guayaba」, Joe Arroyoの「Bam Bam,」 Isaac Delgado & Victor Manuelleの 「La Mujer Que Mas Te Duele」, Rey Ruizの「Muevelo」、Eddie Santiagoの「Amar a Muerte」と続く。マイアミな選曲だなあ。

YouTubeでJerry Riveraの"Cuesta Abajo"を聴く
YouTubeでRuben Bladesの"Buscando Guayaba"を聴く
YouTubeでJoe Arroyoの"Bam Bam"を聴く
YouTubeでI. Delgado & V.Manuelleの"La Mujer Que Mas Te Duele"を聴く
YouTubeでRey Ruizの"Muevelo"を聴く

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初心者の淑女に踊って頂いたり飲んだりしている内に、地元民だというジェイが声をかけてくる。キューバン=プエルトリカン。彼の友人とバカ話で盛り上がり音楽話に進む。しかしこいつ、けっこうオタクだ。マドリードに住んでた事もあるからヨーロッパの事情にも詳しい。マイアミならではのキューバとサルサの話に。

この間のファン・フォルメルの話を振ってみた。彼はそんなニュースを知らなかったけど、キューバ本島の音が弱っているのは、キューバのせいでもカストロのせいでもないんじゃないの、って言う。じゃなんなのよ、と聞くと、そりゃキューバをビジネスにしてる主にアメリカ以外の関係者と乗せられてるファンだって。

◆◆◆

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「キューバ人は60年代後半、NYやPRでサルサが出来上がって行く過程には亡命組以外関わっていないだろ?その後も、アダルベルトにしろバンバンにしろ、キューバらしい素晴らしいものを作っていったけど、サルサとは関係ないよな。

でも、それまで「キューバ音楽」として「サルサ」とは一線を画していたキューバはある時期から、外貨獲得のためか「サルサ」という言葉をOKした。そしたら、ヨーロッパとかで商売になると思ったやつらが、「キューバ=サルサの本場」みたいな感じで、キューバンのライブやCDを強くプロモートし始めた。いや逆だったかもしれないけどね。キューバの音を「サルサ」ファンも聴いているのを見て、キューバ側が、これは金になる、と思ったかもしれない。
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ま、とにかくキューバンのギャラは安かったんだ。だから呼んで客が入れば儲かる。その為に「サルサ」って名前をつければ効果抜群だったんだよ。
スペインとかイタリアのバンドでもティンバをやりながら「サルサ」とか言ってるやつらがいたよな。日本じゃどうだった?俺はラルー(オルケスタ・デ・ラ・ルス)は良いサルサだと思うけどね。

で、そしたら訳のわかんない(西語圏以外の)のファンが、たとえは北欧とかさ、いやスペインですらそうだったかも、中南米とか西語圏で「サルサ」として認識されてる音なんかろくに聴かずに、「キューバ=サルサの本場」を受け入れて一気にブームを支えた。
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海外のティンバ・バンドも、さっき言ったみたいに自分たちの音を「サルサ」だとか、その発展系だとか呼んでビジネスにした。同じダンスの方法で踊れるからビジネスにしやすい。ても、ぜんぜん違うんだけどね。だって、キューバン・バンドはラボーすら知らなかったりする。

でもねそれはいわば「サルサ観光客」に受けているのと同じ。観光客はそこの場所の背景なんて知らなくたって済む。だって飽きたら移動すればいいんだから。

当時欧州からずいぶん音楽家がキューバに行って、「キューバ・ショック」で「サルサの本場」説を吹聴したしね。キューバはエキゾチックで違う世界だから、ショックを受けやすいんだよ。でも、結局彼らはキューバの音楽に何もコミットしていない。自分らの音楽には本場説を利用したけどさ。

西語圏、特にマイアミも含めてカリブ圏のファンの人たちにはキューバのバイラブレな音は「サルサ」としては理解されてない。あくまで「Musica Cubana」だ。「Timba」でもいいけど。これは音楽の質の問題じゃないんだよ。ラベリングの問題だ。キューバは食べるため、キューバに外貨をもたらすため、ファンに楽しんでもらう為にどんなレッテルであろうと海外で演奏する。それはしょうがないんだ。

だから問題はキューバの音楽を「サルサ」だとか言ってビジネスにしたやつら(もちろんキューバもそれに乗ったんだけどね)と、それに乗った/乗らされた「サルサ」の事をよく知らない無垢な「キューバン・サルサ」・ファンじゃないのかな。
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こんな背景があるから、彼らの音は「サルサ」の結局大きな流れに乗れるわけもないし(でも、ティンバって音は「サルサ」って言わなきゃ、オリジナリティーのあったものだと思うけどね)、マノリンなんかアメリカにマーケットがあると勘違いして亡命してきちゃった。でも、誤解させたのはアメリカ以外のファンだと思うよ。

フォルメルが言うように「地元の音とも離れた」のも力を失った理由かも知れないけど、俺にはわからない。キューバには行った事ないからね。でも、不要なブームだったんじゃないかな。ブエナビスタとかも。あれで行けると思ったんじゃないの。

俺はサルサもキューバン・ミュージックもどっちも好きなんだ。親父とお袋をどっちも愛してるようにね。でも親父がお袋のかっこして人気者になってもうれしくないのさ。

◆◆◆


うーん、かなり酔っ払ってきた。ジェイのこの話は、聞く一方になるからつい飲んじゃうなあ。でも視点は面白い。明日は12:00の便だけど、朝のマイアミは混むから普通に起きないとね。ジェイ、ぼちぼち行くよ。またな、あんがと!

◆◆◆

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・・・やば、寝すごした。慌てて荷物詰め込んでバスに乗り込み空港へ。

うわー、やっぱ混んでるよ。チェック・インの後のエックス線検査が進まず放置されてる荷物の山。俺のバッグもあそこへ行くのか・・・。ミッシングにならなきゃいいが。




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チェック・インを終えて、朝飯。キューバ飯屋で"クバーノ"。キューバン・サンドイッチは中身をパンに挟んだあと熱い鉄板ではさんでぎゅっと押さえて軽く焼くのが特徴。"クバーノ"はハムとホワイト・チーズを挟む。

薄く見えるけど、ハムは5枚くらい、チーズも3枚くらい入ってるから充実。満足。
美味しさのぎゅっと詰まった"クバーノ"を食べながら昨晩のジェイの行ったことをぼんやりと考える。

そしていつものように本屋をチェック。ビジネス誌と芸能誌と新聞を買い込む。
次の目的地、中米某国に着くまでの時間つぶしに突入。

(続く)
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by mofongo | 2008-03-04 13:17 | Viaje/漫遊記
2008年 03月 03日
マイアミ '08.3 (1) Mi Tierra
またドサ回りが始まった。
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成田でヒマつぶしに買った雑誌に、脳科学者の茂木健一郎さんのエッセイ"私たちの生命、意識、宇宙 すべては音楽から生まれる"というのが載っていた。

茂木さんが昨年末に出された『すべては音楽から生まれる』という本(面白かった)と同趣旨の文だけど、いつもの音楽がらみの漫遊にふさわしいスタートでねえか。さて、今回はなにが待っているのか?

◆◆◆

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ダラスで乗り換えてメキシコ湾上空を飛ぶ。窓から遠くのキューバを見ていると、キー・ウエストの先に街が見えてくる。

マイアミだ。

「カリブ・中南米の首都」とか呼ばれるごたませな街。有名なキューバ人街"Calle Ocho"を中心とした「リトル・ハバナ」、ノース・イーストのハイチ人街「リトル・ハイチ」、ジャマイカ人の多い地区、コロンビア人地区、アメリカ北部からの悠々自適な人々の移住地区やセレブの豪邸が建ち並ぶ地区もある。このカリブ中南米とアメリカの混合具合は独特の香りの音を生む。
◆◆◆

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空港の本屋でキケ・サンタンデール(Kike Santander)の自伝を見つけた。

90年代以降のラテン・ポップスのファンなら間違いなく名前を知ってると思う。ざっと思いつくだけでもすぐ10枚以上プロデュースや作曲した作品が浮かぶ。

グロリア・エステファンの"Abriendo Puertas"
ジョン・セカダの"Amor"
タイーラの大ヒット"Extasis"や"Amor a la Mexicana"
アレハンドロ・フェルナンデスのグラミー受賞の大ヒット"Me estory enamorado"
クリスチャン・カストロの"Azur"
ダビ・ビスバルの"Premonicion"
オルガ・タニョンの"Sovrebvivir"
カバスの"Puro Cabas"

その他Marc Anthony, Jennifer Lopez, Chayanne, Diego Torres, Tito Nieves, Jerry Rivera, Tony Vega, , Ilegales・・・・


自伝ではキケがどんな音で育ってきたかって言うのがやっぱり面白い。

コロンビアのラ・フローラの生まれ。ラ・フローラは"サルサの都"カリの北の町。音楽大好きな両親のもと生まれたキケは親父の好きな音がまず刷り込まれる。アウグスティン・ララとか、エルマノス・マルティネスとかパンチョスとか、これらメキシコ、コロンビアのボレロはラテンの音の中の「歌」の心の原点みたいなもんだ。

そして地元のクルラオ、バンブーコ、バジェナート、クンビアといった音も自然に耳に入っている。
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この2つはグロリア・エステファンの"Abriendo Puertas"で見事に結実した。もちろん、物心付いてツエッペリンやピンク・フロイドにノックアウトされエレキを手に入れたような世代だから、そんな感覚も彼の中に溶け込んでいる。

そんなラテンの歌の心とアメリカを含む時代の感覚を含んだキケの才能はマイアミをベースにするエミリオ・エステファンにはすぐピンと来たのだと思う。
そしてそれは、当時カリに住んでいたキケの自分の土地"Mi Tierra"に対する思い、ラテン・アメリカに共通する思いを感じたのかもしれない。

◆◆◆

空港から外へ出ると、うわ暑いわ。宿に入り早速仕事の仕込み。2月はなんだか仕事がバタバタしたり、音楽本の原稿書きがあったり、父が亡くなったりと盛りだくさんで仕込みが後手に回ったので、まじめに働く。気づいたら夜じゃないすか。

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近くのキューバ飯屋へ。久しぶりにロパ・ビエハにしよう。この古着(Ropa Vieja)って、別にダンボール入り肉まんのように古着の煮込みではありません。
チキンのもも肉の煮込み。白飯(Arroz blanco)に黒豆(Frijoles negros)かけてもらって、プラタノのソテーもつけてもらう。

完璧なコンビネーション。最高。リコ飯、キューバ飯は至福だよ。これに匹敵するのは、個人的には東京の某xx庵の鴨南蛮か、XXの鰻蒲焼か。

宿に戻り、仕込を続ける。BGMは地元のレゲトン局。頭が冴えて来て仕込みも進む。気づいたら夜の11:00。

んー?どうしようか。大人しく部屋でビール飲んで寝るか?ラジオからZion y Lennoxの"Baila conmigo"が・・・。


やっぱ時差ぼけ解消には外出だわ。

(Part 2へ続く)
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by mofongo | 2008-03-03 19:01 | Viaje/漫遊記
2007年 07月 22日
@ホンジュラス 07.7 (3) 捕獲CD
(→Part 2より)


ホンジュラスっていえば、まずプンタ(Punta)が浮かぶ。ベリーズからホンジュラスの海岸地方に住むアフリカ系のガリフナの人たちの音楽。

Punta catrachaのダンスの腰の振りは、マヤ文化圏でもあるホンジュラスのイメージとは違うかも。

聞きやすくアレンジしたものはメレンゲのようなビートに聞こえるものもあるけど、オリジナルはもっとアフリカ。この強いビートを聞くとセイバとか海岸地方を思い出す。プンタってつま先の事だけど、踊りはむしろ足よりとにかくケツです。

音の興味のある人はYouTubeでまずこちらをどうぞ!

→"Honduras Punta"

腰の振りに興味のある人はこちら。

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→"Punta Dancing"





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→"DANCiNG PUNtA!!"



◆◆◆


さて捕獲CDの1枚目はオーセンティックは地元音楽、どちらかというと山の方。


■"CANCIONES FOLCORICAS HONDUREN~AS"/Eida Maribel Reyes

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アコーデオン、マリンバを伴奏にポピュラーなメロディーを歌ったmの。とても牧歌的。CDの半分はカラオケになってて、地元のホームパーティーで盛り上がるのによさそう。





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→YouTubeで"Musica folklorica Reitoca Honduras"を見てみる




"Donde Andar"/Karla Lara (Costa Norte CNCD20013)(2004年)

カーラ・ララはホンジュラスのヌエバ・カンシオンの系譜にある人。ニカラグアのカルロス・メヒア・ゴドイとステージを共にしたりする。澄んだアルトの声が魅力的な人。やさしい音が、ホンジュラスの山間の丘陵の風景に似合う。


"■Conmigo/Camilo Corea" (Terco TPCD-02022007)(2007年)

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ジャズ・フュージョンな音だけど、ジャケに"ガリフナ・ラテン・ジャズ" (El Latin Jazz Garifuna)とあるように、海岸地方のガリフナのリズム、タンボールの音が彼と彼のバンドALTAMARの音を特徴付ける。

ガリブナのタンボールはコンガなどに比べ皮がとても乾いた音がする。

曲は時にキューバンなリズムを刻んでも、このガリフナ・ドラムとリズムのニュアンスが小アンティールのボンバからマルティニークのティブワ、そしてブラジルの音すら連想させる。

コレアのピアノは時にパーカッシブに迫り、フュージョンの語法で語りかけるが、本領は腰の据わった骨太のやさしさ、セイバの日差しが照り返す青い海を、日陰から穏やかに見つめるような音だ。

ホンジュラスのカリブ海は西語圏のカリブと言っても大アンティールとは一味違う個性を見せるのだ。

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→YouTubeでMaking of Camilo Corea, Conmigo PARTE Iを見てみる





"■AREA 504 REGGAETON"/DASHITAI"
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ホンジュラスもレゲトン!El Puebroがプエルトリコに殴りこみをかけてましたが、サンペドロ・スーラを中心にコパンやセイバなどカリブ側でがんばっている兄ちゃんがこのDASHITAI。

しかしこの名前、いったいどこから来たのかね?「出したい」??うーん、よくわかりません。

曲の中で女の子が「ダシ~」ってコーラスするんだよね。なんとも。

音はオーセンティックなレゲトンともいえるが、よく聴くとやはりホンデュラスのコスタの音で育ったのがよくわかります。

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→YouTubeでDashitai y Josh DiBrascoを見てみる




◆◆◆


ホンジュラスの音楽に直接関係ないけど、好きだったTLCのレフト・アイが自動車事故で亡くなったのはホンジュラスのセイバ近郊だった。ビートの強いセイバの地元の

音楽の音楽と真っ青な海を見て、彼女は何かインスピレーションを得てたのだろうか?
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by mofongo | 2007-07-22 12:19 | Viaje/漫遊記
2007年 07月 21日
@ホンジュラス 07.7 (2) お客めぐりと食べたもの
食うか音楽かしか能がない旅。いつもの記録です。(→パート1より)

◆◆◆


ホンジュラスは山あり海ありの国で、カリブ海側のサンゴ礁の美しさったらすごくてダイビング好きには最高。シーフードもうまい。これは前々回、たっぷりいただきました

b0015362_23382729.jpgそして山には牧畜もあり。という事で、牛、豚、鶏のピンチョス(串焼き)を食いに行った。場所はテグシガルパ市内のカジュアルな名店"El Patio"。だだっ広いお店も、地元勢の家族連れなどで大変にぎわってる。

まず中南米の定番フリホーレスとチーズをならべてナッチョで料理を待つ。





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このフリホーレス(豆のペースト)、各国で好みが微妙に異なる。グアテマラがダーク・カラーだとすると、ホンジュラスは赤みが強い気がする。それから、チーズはホンジュラスならではの塩味の強さあり。モッツアレラ系。





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そして、皆でシェアするプレートには、これまた定番のプラタノのソテー、ユカ・ボールのフライ、コーン系パステリート、アボカド・ペースト乗せなどなど。







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さて、ピンチョ。大変巨大な量で食べるのに苦労しました。写真は牛(res)と鶏(pollo)。





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当然ビールがぐびぐび。写真は地元の誇る3銘柄。Salva Vida, Baren, Imperial。いいすねSalva Vida (人生の救い)と言う名前。

さて、腹一杯になったので、仕事にもどる。テグシガルパ近郊のSanta LuciaからValle de Angleへ向かう。


◆◆◆

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快適な道路が山肌を縫います。ホンジュラスの国の木、El Pino/パイン(松)並木の間のドライブは素晴らしい。

Valle de Angeles(天使たちの丘)という優しい名前の付いた村の中心には中南米おなじみの教会に面した広場があり、村役場へ商談へ。

観光地でもある広場には人々が憩い、普通の人の普通の生活がある。

◆◆◆

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翌日はバスでサン・ペドロ・スーラまで移動。
ボルボ製の立派なバスでDVDも見られる。冷房完備、トイレ付、飲み物とスナックも出る。普通の小型バスの倍くらいだが、納得。






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トム・クルーズのミッション・インポッシブル3をやってた。

見ていた隣のおっさんが

「なんでグリンゴ(アメリカ人)は殺しあうのが好きなんだ?」

そうだよなあ・・・・。




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とは言いつつ、ホンジュスも完璧に平和なわけでもない。ガテマラやエルサル同様、麻薬問題や若者のギャング団「マラス」の問題もある。
丁度この日は鉱山労働者が労働環境の悪化につながる法律改正に反対して、サンタバルバラでデモと道路封鎖。おかげでサンペドロ・スーラへの道は一時ブロックされてしまったのだった。




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後で新聞を見たら軍隊も出動しもめたみたいだけど、バスの横を通り過ぎる彼ら兵士の兄ちゃんたちの顔見てると、彼らの平和を祈るばかり。








◆◆◆

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のどかな丘陵地帯を抜け、ヨホア湖の脇を通り、2時間遅れでサンペドロ・スーラ到着。

ここのお客は厳しい。商談のあと5時から飲み始め歌もでる。お客はシナトラ系のジャズが好きなのでカラオケではシナトラ、サミー・デイビス、・Jr.、メルトーメ、ハリー・コニック・Jrなどを歌って盛り上がった。音楽はありがたいよ。ジャズやって良かったよ。




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ウイスキー1本あけて、11時にレストランへ。そこで食べて飲んで、最後はテキーラのショット2回(だったと思うがよく覚えていない・・・)。


宿に帰りベッドに倒れこむ。時計は3時近く。

明日の飛行機に乗れるんだろうか・・・・、と思いつつ記憶が切れた。


(→Part 3へ)
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by mofongo | 2007-07-21 23:43 | Viaje/漫遊記
2007年 07月 20日
@ホンジュラス 07.7 (1)
ホンジュラスの首都テグシガルパ

内陸の盆地。ここは空港が街中にあり、なおかつ丘が迫っているとこに旋回しながら着陸するので山肌にぶつかりそうでわくわくする

→ひまなのでYouTubeで見てみる

宿に転がり込む。もう夜だ。TVをつけっぱなしてメールと格闘することにする。トロピカル系の番組

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ん?この太い声はは8月来日予定のオスカル・デ・レオン(Oscar De Leon)。曲は"Yo la canto"


→YouTubeで見る






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そしてこのふにゃっとした声はエディー・サンティアゴ(Eddie Santiago)。エディーってプエルトリコより中南米の方がずっと人気があんだよね。なんだろ?

→YouTubeで"El Triste"を見る


あれ、今度の艶やかな声はベニー・モレ(Benny More)、そして名曲"Como Fue"



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あれ?彼のPVなんてあるんか?とTVを見ると、ウイリー・チリーノ(Willie Chirino)がスクリーンがベニーとデュエットしてた。

いやー、中米らしい曲の流れだなあ、ベネズエラ、プエルトリコ(それもエディー)、そしてマイアミ。

→YouTubeで"LO QUE ESTA PA' TI"を見る



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と、二人のデュエットに聴き惚れてると(ベニーの方が当然上手い)、曲はレゲトンへ。"Suave Suave~"。おお、カジェ・トレセ (Calle 13)。うーん、未だにフレッシュなこの曲。

次は?このコロンビアくさい音、いいなあ~。カバス(Cabas)だよ。曲は"Cadena de Oro"。久しぶり。


・・・しかしだな、こんな調子でメールと格闘して夜中までに終わるのか・・・?

◆◆◆


翌日はひらすら仕事。まず首都テグシガルパの丘に登り街の北方向を眺める。Plaza de Espan~aという名のこの公園は休日にはカップルの集う名所。お金持ち地区で、巨大な邸宅が並ぶ。
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眺める下はZona Vivaと呼ばれるバーやディスコのある地区とその先の山にへばりつく、超庶民の地区。

ホンジュラスもグァテマラや他の中南米と同様、大きな格差問題を抱える。
当地の新聞、例えはLa PrensaにしろTiempoにしろ、殺人事件のエグイ写真が出るので有名。そんな記事を読むにつけ、住民票のない自分は空港の国際機関の募金箱になにがしかを入れるくらいしか手がないのが悲しい。

しかしここ7年間、GDPは着実に伸びインフレ率も下がり、対外負債も若干下がって来ている。地元経済の回復もあるのだけど、アメリカからの出稼ぎ送金の支えもとっても大きいのだ。

送金はここ6年で4倍近くに伸び、2500億円ものお金が地元の家族に届く。
中米の経済は、この送金に支えられるところがとっても多いのだけれど、それはアメリカでがんばり、故郷の家族を思うラテーノの姿なのだ。

それは、サルサを作ったプエルトリカンの歴史と同じであり、中南米でプエルトリコのサルサがこのジャンルのメインの音になっている理由がよくわかる。サルサって音楽はリズムだけじゃなく、その心情を歌ってるかってことなんだね。

◆◆◆


いつも旅に出ると、空港の本屋で中南米・カリブの本を買って読むことにしている。
マイアミのBorders、ニューヨークのHudson、ダラスのSimply Books・・・面白い本が手に入る。

今回は フアン・ゴンサレス(Juan Gonzalez)の"Harvest of Empire"を読んだ。

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ゴンサレスは大好きなNYの新聞Daily Newsの名コラムニストで、ポンセ生まれのプエルトリコ人。

この「帝国の収穫」というタイトルの本はスペインから始まりアメリカまでの中南米からの「収穫」を語りながら、今のアメリカのラティーノと今のアメリカ自身について語っている。とってもおもしろい本だった。

よくある「アメリカはけしからん」とか「ラティーノよ立ち上がれ」とかいう単純なレトリックなんかない。NYに”住民票”を持つ(アメリカには住民票なんかないけど)著者はインサイダーでありつつ生粋のアウトサイダーでもある。だからポピュリスト的言動の一面性を良く分かってる。

それは、アメリカの中米政策の果てに出稼ぎを余儀なくされた国に、出稼ぎによって豊かさが戻って来たりするパラドックス。

そしてそれは、ラテン諸国をコントロールしたいアメリカが、出稼ぎラティーノの力で大統領選をコントロールされかねない状況を作ったりするパラドックスでもある。

◆◆◆


ホンジュラスには今どんどんアメリカ型のショッピングセンターが建っている。Grupo RobleなどのMulti Plazaなどに代表される中米の富裕層の投資が大きい。

そしてその中のフード・コートにはPizza HatBurger KingDunkin Donutsなどのアメリカ系フランチャイズが軒を連ねる。もちろん地元富裕層がしっかり稼いでいる店だ。

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そんな中に"Paseo Universitario"という地元ブランドのファスト・フードがある。
エルサルバドルはププサの発祥とも言われているが、ホンジュラスの人に言わせれば「こちらが本物!」という事であり、そのププサのチェーンがこの店なのだ。

ピザのSbarroマックの店はクレジットカードが使える。しかしこの店は頑として、アメリカ系カード会社に手数料を払うのを良しとせず、レシートは手書きだし、かつ値段も安い。庶民の店なのだ。

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だから、フード・コートにこの店があるときは迷わずここにする。ああ、ホンジュラスもププサもうまいのう。(写真はエンチラーダとのセット)

ガンバレ、ホンジュラス!色々大変だけど上手くやって欲しい。

→パート2へ
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by mofongo | 2007-07-20 19:01 | Viaje/漫遊記
2007年 07月 16日
グァテマラ 07.7 マリンバの音色
ダラスからの便は満席。新聞読んでたおっちゃんが話しかけてくる。

「どこから来たの?日本人?」
「ビンゴ!おっちゃん、ガテマラ人?」
「ビンゴ!な、これ日本人だろ?」

と見せてくれたのは新聞のイチローの記事。海外で活躍してくれてる日本人がいるのはありがたいですね。トヨタやソニーの話じゃ盛り上がんないもんね。

スポーツから始まってひとしきりお互いの話をするうち話題は音楽に。
相手がグァテマラ人なので当然こちらもマリンバに話を振る。

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「おお!マリンバ知ってんのか?」
グァテマラと言えばマリンバじゃないですか。音色がほんと良いすね。自分は特に低音に弱いんです」
お「そうか、日本人にも分かるよな」
「日本人でも素晴らしい演奏家がいるんですよ。三村 奈々恵さんとか。」
お「Mimura! しっとるぞ。わしは国立交響楽団とのコンサートに行ったんだ。」

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ああ、またも海外で活躍してる同胞が話を盛り上げてくれたわ。ありがたい。

「実はわしもマリンバやるんだよ。女房はマリンバに合わせたダンスをやる。グループで韓国やフランスの音楽祭にも行ったことあるんだ。そうそう、CD持ってるからやろう

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あやー、おっちゃんミュージシャンだったのね。Jose Francisco Pazちゅう人。今まで1,200曲ほどマリンバの曲を作ってるんだって。本業(副業?)はジャーナリスト。なんだか、プエルトリコのティテ・クレ・アロンソみたいだ。

頂いたCDにはポルトガル語が。

「今度ブラジル行くんで、ポル語を入れてみたんよ」

もらったCDにはバルスやパソドブレからカリプソ、クンビアまでなんでもありで、MP3で160曲/474MBフルに入ってた。

◆◆◆

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さて、到着したアウロラ国際空港は工事が進んでずいぶんでっかく、きれいになっていた。
なんだかグアテマラじゃないみたいでちょっとさびしい、と勝手な事を思う。
宿に滑り込んで爆睡。

翌朝の朝飯は近くの超庶民的な店へ。コーヒーとトルティーアにフリホーレスで10ケッツアル。150円くらいか。おいしかった。

それからは怒涛のお仕事で3つのお客を撃退しつつ、地元のビール"Gallo"、ラム”ロンサカパ””ボトラン"で逆襲されつあっという間に3日が過ぎた。

◆◆◆

合間にお客のおっちゃん、おばちゃん、にいちゃんやら宿の兄ちゃん、ねーちゃん、飯屋のねーちゃんに音楽の好みを聞いてみた。

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ポップスShakiraManaRBDBelanova、とかあげるのが多かった。年が上がるとチャヤーンアレハンドロ・フェルナンデス、そしてもちろん、地元リカルド・アルホナ


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トロピカルはまずサルサ。マーク・アンソニーフランキー・ルイスエディー・サンティアゴヒルベルト・サンタ・ロサなど。やはりプエルトリコ。結局サルサというとそうなるのね。

ちょうど街にはジェリー・リベラのコンサートのビルボードが掲げられ、新聞には翌週のニーチェのライブの宣伝が出ていた。やっはりトロピカルも強い。



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そしてショッピングセンターに行ってCD屋やオーディオ屋、ジーンズ・ショップなどに行くとレゲトンがかかってる。聴こえてきたのはダディー・ヤンキーティト・エル・バンビーノ




◆◆◆

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地元のダウンタウンをうろうろする。

旧市街はスパニッシュ・コロニアルな香り高い建物が一杯。
郵便局は往時の美しい建物をそのまま使っていたり、上流階級のクラブがそのまま保存されていたり。

しかし、その美しい建物たちと南市場までの庶民の香り高い裏通りとはギャップがある。





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露天が軒を連ねる通りには、安価な衣料や小物があふれる。

コピーCD/DVDもそこらじゅうで売ってる。CDは一枚5Q(ケッツアル)。つまり100円くらい。自分はこの手のコピーは好きじゃないので買わなかったけど、上に書いたような売れ線やランチェラなどメキシコものも多い。



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96年の内戦終結からやっと10年のグアテマラ。CDショップの150Qを買う人層、5Qを選びに選んで買う層。

人口の多数を占めるマヤ先住民と富裕層との落差は大きく、リゴベルタ・メンチューの名前により日本でも少しは知られる人権問題や貧困問題、政府の腐敗の問題、麻薬組織の問題、マラスと呼ばれる未成年中心のギャングと問題は山積み。

街では9月の総選挙に向けてポスターや看板がそこいら中に掲げられていた。住民票持っていない自分は何もこの国にコミットすることなどできないけど、マリンバの音色のような安らかな時が来るのを祈るばかり。
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by mofongo | 2007-07-16 22:03 | Viaje/漫遊記
2007年 07月 09日
プエルトリコ 07.6 (3) ルチャ・リブレ / プロレス!
プエルトリコ着いた週末は、仕事終わってCD・書籍捕獲/食材調達夜がお客と会食・飲み会深夜にサルサ、ボンバ又はレゲトンのライブが定番。

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③の会食も楽しいけれど、実は時々この時間帯に滑り込ませたいことがある。それはコリセオ(スタジアム)などでの大コンサート、そして「ルチャ・リブレ」、つまりプロレスなのです。

プエルトリコで人気のスポーツといえばまず野球、そしてボクシングだけど、忘れちゃいけないのがプロレス。ファンなら「プエルトリコのルチャ」の素晴らしさをお分かりですよね。

メキシコと並ぶスペイン語圏のプロレスの本場といえばプエルトリコ。いや、この四国の半分しかない島にIWAWWCという二つのメジャー団体を擁し、その他にもWWE、TNA、PRW、PRWA、WWS、RE...と一杯。これらが毎週末しっかりと興行してる事からいえばメキシコよりすごいと言えるでしょう。

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プロレス専門雑誌なんかもありますよ。"Wrestling Time"。この号はIWAのエル・センサシオナル・カルリート君が表紙です。このヒバロなキャラクター、泣けます。

それになんといっても観客の熱くなり方は半端じゃない。ひいき選手への大声援とヒール(悪役)側への大罵倒、大罵声、親子連れで来てがんがん声援しまくって大満足して帰る、という光景は大変素晴らしい。

→IWA PUERTO RICO "Summer Attitude 2"を見る

昔は何度か週末に同僚のベボ君に連れてってもらい、終わってからサルサの流れる地元の飲み屋に転戦して、盛り上がるという幸せなパターン。今でも島に幾たびにベボが声かけてくれるのだけど、なかなか実現しない。

◆◆◆

今回到着して、宿でTVをつけると、ほら週末の試合の宣伝だぁ!

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WWCの今晩はポンセかあ、こりゃちょっと行けないなあ。
エディー・コロン、レオン・アポロ組対アメナサ・ブライアンとブラック・ペイン組のタッグ、そしてクレイジー・ルディーとウラカン・カスティーヨのタイトル戦。ウラカン・カスティーヨ、まだまだ頑張ってるのね。




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ノリエガ対ブロンコ、スーパースター・ロメオ対リコ・スアベ、クリス・ジョエル対スラム・シャディー、BJ対アッシュ・ルビンスキーなどなど。







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一方のIWAは、あ、バヤモンじゃん。行ける!いや、無理だよなあ、夕飯先約ありだもんな。

女子はチャンピオンのレイナ・アマソナ対ブラック・ローズ、人気のエル・センサシオナル・カルリートス 対エル・ルチャ・フェニックス・スター。






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オルランド・トレド対デニス・リベラ、チッキー・スター対インベーダー、ジェフ・ジェフリー対カフ、そして18人がバトルロイヤルを繰り広げるホセ・ミゲル・ペレス杯などなど、見所多い。








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IWAといえば、日本のプロレス・ファンにもおなじみだったビクター・キニョーネスを思い出します。亡くなってから早くも一年以上が経ちました。ビクターの貢献があってテリー・ファンクから>リッキー・バンデラスまでが来日し日本のシーンは大いに盛り上がりました。逆に日本の選手がプエルトリコに行ったときは、ばっちり面倒見てくれたそうです。ほんと典型的なプエルトリカン。

そんな日本とも縁の深いプエルトリコのプロレス。ビクターの事を思いながら、次回は観戦したいものです。
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by mofongo | 2007-07-09 17:12 | Viaje/漫遊記
2007年 06月 23日
トリニダード 07.6 (2) MINMI
日本でソカを大胆にも取り上げ、その上、日本でのヒットどころかカリブで大ヒットを飛ばしているアーティストと言えば?

そうMINMIなのです。

MINMIの事は知ってる人はよーく知ってると思うけど、ざっと紹介すると

大阪のダンスホール・レゲエのシーンで鳴らして、2002年に"The Perfect Vision"でメジャーデビュー。アルバム"Miracle"、"imagine"も大ヒット。

でね、ここからがとてもユニークなのだけれど日本のレゲエ・シーンに留まらず、ジャマイカ、そしてトリニダードのソカにコミットする活動の場を広げてるのです。

2005年のヒット"Summertime!"がトリニのラジオやカリブのMTV、"TEMPO"でヘビー・ローテーション、翌年のカーニバルに参加し、今年は何と日本人として始めてカーニバルでソカ・モナーク・インターナショナル・コンペティションに参加、女性で第3位に、総合順位で8位と言う快挙。

カーニバル時のコンペティションって、地元のスターが火花を散らしその年のベストを決める一大イベント。ソカだけでなく、スチール・パンのパノラマからカリプソ、チャトネイ、ダンス部門とトリニダードのカーニバルの華なのです。だからそこでの入賞というのはとてもすごい!

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そしてカーニバル中、マシェル・モンタノとステージを共にし、コンペティション参加曲 "Sha Na Na~Japanese Wine"は、当然今もラジオ・オン・エアー中。地元のラジオからMINMIの歌声が聞えて来るのは、非常にうれしかったですね。

MINMI自身のブログでトリニダードでの様子が書かれています。


◆◆◆


街で何の気なしに雑誌を買って、ロティ屋(トリニダードのファスト・フード屋)でパラパラめくってたら、おおここにもMINMI

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一つは今年のカーニバルの特集誌 "Carnival Magazine 2007"。この雑誌、タイトルの通り今年のカーニバルのショット、評判のマスの写真満載で、なおかつカーニバルの各カテゴリーの優勝者や花形プレーヤーも網羅し、アーティストのステージ写真も掲載という大変お得なもの。

その中にマシェル・モンタノとのステージ写真がどーん。

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もうひとつはNY発行の音楽誌"The 4.1.1 Caribbean"のSOCA 特集!いまやマシェルと並ぶと言っても過言でないシャーウェイン・ウインチェスターが表紙。

その記事と肩を並べての見出しが、「MINMI D'ASIAN SOCA STAR」2ページ・フルカラーの扱い!すごいですね。







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だから、某Zen クラブ(先日マシェルがけんかしてとっつかまった)に遊びに行ったときの、地元兄ちゃんとの話もスムーズ。




「日本人?」
「そうだよ。ソカやカリプソが好きで来たんよ」
「そりゃいいな。ほら、日本人でソカやるさ、今年カーニバルに来てた」
「ワオ!そりゃMINMIの事だろ?」
そうそう、彼女よ!日本人もやるよな。またこっちに来ると良いのに

西語・サルサ圏に行くと未だに「オルケスタ・デ・ラ・スル知ってるぞ」で話のきっかけが出来るのと同じだね。ありがたい。

来月、"Sha Na Na ~Japanese Wine"の日本語盤(アレンジは日本向け)も発売になり、今年の夏は見逃せないですね。
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by mofongo | 2007-06-23 21:55 | Viaje/漫遊記
2007年 06月 23日
トリニダード 07.6 (1) ソカ
英語圏カリブではレゲエに次いでなんといってもソカ!です。そしてソカと言えばもちろんトリニダード

トリニダードで生まれたソカは、その強いビートとトリニ英語がつむぎだす歌詞の独特のノリが最大の魅力。バルバドス、セントビンセント、アンティグア、ドミニカ・・・ソカ文化圏は広い。

西語圏カリブじゃ分かりにくいソカの強さ。高速メレンゲのビート感と共通点があるけど、でもやっぱり空気が違う。

◆◆◆


空港から街へ向かう車に座ってるだけで、早速ソカの歓迎が始まります。

まずラジオから音が。あ、これマキシマス・ダン (Maximus Dan)だぁ。最近渋滞の激しいトリニダードだけど音楽があれば問題なし。

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Lavantille手前じゃ、デストラ (Destra) のビルボードが微笑んでくれます。ああ、トリニ(泣)。
デストラは今トリニダードでは一番のDivaと言って良いでしょう。人気抜群です。

地元じゃ今、携帯2社が激しい戦いを繰り広げてます。e-mobileとDigicel。
e-mobileはソカのトップ・スター、マシェル・モンタノ(Machel Montano)を起用してるんですが、Digicelがこれに対抗するにはやっぱりデストラしかないのはよく分かります。

◆◆◆


さて今回の捕獲は3枚。

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■マシェル・モンタノ(Machel Montano) / "The Book of Angels"

2月リリースの新譜。キャッチーな一曲目の"Higher and Higher"からアゲアゲのソカの魅力満載です。この曲は2種類のリミックスも収録。5曲目のVybz Kartelをフィーチャーした"Hold your Tonight"はR&Bやジャマイカの香りが微妙に香るアーバンな曲でナイス。9曲目の"Down D Road"は、ストレートなソカ・チューンだけどこういうの好きだなあ。

このCD、マシェルの歌が聴きたかったのはもちろんとして、もう一つの捕獲の理由は、なんと日本のMINMIがフィーチャーされている!からです。10曲目目の"Sha Na Na ~ Japanese Wine" 今年のカーニバルではマシェルと共演してるし、今、地元でもがんがんかかってます!
西語圏カリブ・ファンにはなら、デ・ラ・ルス同様画期的!と言えば分かって頂けるでしょうか。

→MINMIの事は別に書いたから、そちらも見てくれるとうれしいです。

タイトルもいいですねJapanese Wine。日本酒じゃないですよ。トリニではソカでのお尻ぐりんぐりんするようなダンスをWINE (ワイン)って言うんです。このWINEについては、NY在住で、トリニダードの香りとNYのセンスをミックスしたファッション・ブランド "COSKEL UNIVERSITY"でかっつり活躍されてる Machiさんのブログの記事にお任せしたほうがいいですね。

ところで僕もこのCOSKEL のTシャツ持ってますが、つくりも丁寧でデザインもナイス、トリニ好きな方はぜひお勧めです。

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■シャーウェイン・ウインチェスター (Shurwayne Winchester)/"Adrenalin"
シャーウェイン、泣ける系なんですよ。若い女性陣に人気なのはよくわかりますね。33才・独身で絶好調。昨年は多くのアワードを総なめにしてます。

1曲目の"Allequa"はR&Bの泣きがソカと絶妙のブレンド。レゲトンで言えばTito El Bambinoですかね。でも、もっとR&B寄りだな。Ne-YoやLloydと同じ時代に生きてる。
4曲目の"Angel Face"もR&B POPな感じに、スネアの音がちょっとティンバレスのようなチューニングでいい感じ。6曲目はスローで甘い甘い。

泣き系、甘い曲も良いけど、10曲目から後はダンス・チューンがバッチリ。Edwin Yearwoodをメインに置いた"Ready To Go (Remix)"、13曲目のエレファント・マンをフィーチャーした、アルバム・タイトル曲の"Adrenalin"は甘さと野蛮さがうまく噛み合ってスピード感ばっちりでGoodです。

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■National Panorama Finals 2007 Live
その年のパン・オーケストラのトップを決めるパノラマ。今年は、初めてトリニダード第二の都市、南部のサン・フェルナンドで開催。
その戦いの様子を収録したライブ2枚組みCDです。ミディアム・バンド部門とコンベンショナル・バンド(ラージ・バンド)部門のカップリング。

いやー、パン・オーケストラの迫力は体験したらぶっ飛ぶ訳ですが、その迫力がしっかり収録されてます。聴きどことはダイナミックスと一体となった>b>グルーブがどう出るか、そしてアレンジも楽しみの一つですね。CDには"Pan Lamentation"を取り上げたバンドが6チームありますが、各々の個性が面白いです。

で、今年の優勝はミディアム・バンドがCourts Sound Specialists of Laventille、そしてコンベンショナルはNiel & Massy Trinidad All Starsでした。ちなみに2位はPase II、3位はExodusでした。1位のTrinidad All StarsもPan Lametationを取り上げましたが、なるほど納得の第1位です。でもPhase IIのどっしりしたアレンジも捨てがたいなあ。
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by mofongo | 2007-06-23 20:55 | Viaje/漫遊記
2007年 06月 07日
前回の旅の記憶(1) バルバドス
3月にプエルトリコやカリブ・中米に行って、気がついたらあっという間に3ヶ月近く
ハイチエル・サルバドルからの友人たちも来たし、楽しい音楽、面白い本や映画や絵ををHoppingし、バカ話で飲んでたりしたら3ヶ月なんて直ぐだった。。。

旅日記はPCに書き溜めてたのだけど、アップをサボってたら、もう次の旅が始まること。はぁ。。。
来週から、またカリブを2週間ほど。

せめてドサ回りが始まる前に、少しは書いておきたい。なんせ、最近記憶の蒸発現象が続出で3ヶ月以上メモリは持たないのだ。


◆◆◆

バルバドスに行きました。1年ぶりくらいか?

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大変よく働きました。良く働きすぎて足の皮がむけました。
顔の皮も背中もむけました。
色も黒くなってしまいました。
ひりひりしました。

病気かもしれません。





さて、あまりに忙しくてお昼は、街中に車で売りに来るランチ・カーで手早く済ますしかありませんでした。

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カリブは西語圏、英語圏、仏語圏、蘭語圏、クレオール語圏、パピアメント語圏、と各々特徴がありますが、地元メシは米をベースにしたものが多いので大変ありがたいです。


おなじみのシチュー系、バナナ系などありましたが、今回は豚の足としました。沖縄料理の豚の足もたいへんうまいですが、このトンソクのマリネは絶品でした。

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下味の塩味加減の絶妙な上に、ライム・ベースで野菜がマリネされた肉は、一口食べると、非常にさっぱりとしつつ豚の風味と塩味とライムの酸味の素晴らしいバランスが口一杯に広がります。

思わずかみ締めると、非常にやわらかいポークの肉質が適度なコラーゲンの歯ざわりと共に脳の神経を刺激しました。瞬間、目の前に幸せ感覚が充満し、笑いが沸き起こってきました。

食事を共にしてくれた友人は「なにか、問題か?」と心配してくれました。もちろん何も問題ありません。その料理をほう張りながら、固い握手をするのが精一杯でした。

◆◆◆

という事で、大変疲れた体を引きずって宿に戻りました。体調がすぐれないので、浜に出てオゾンを吸入する事としました。
横たわっていると、白い上下の服装の人がやって来ました。

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「何かお持ちしましょうか」

多分お医者さんだったのでしょうか。白衣にしては少し変わったもので、宿の名前が胸に刺繍してありましたが。

当方が、あまりに色の黒い、顔色のよくない状況だったので、薬でもと思ったのでしょう。

「何か、気分のよくなるものはありますか?」

と聞くと、薄い本のようなものを見せてくれました。
多分、薬のリストだったと思います。

「どれが、効きますか?」
「そうですね、温度が高いので、よく冷えた"Carib"はどうでしょうか」

お医者さんは体温計もなく、当方の体温が高い事を見抜いたようでした。カリビアン・マジックでしょうか。
勧めに従って「カリブ」という薬を頼みました。

しばらくして、お医者さんの持ってきたのは、ビンに入った薬で、日本での一回分の薬よりは大きなものでした。

「このサイズが普通なのですか?」
「必要ならさらに持ってきます」

大変、面倒見のよいお医者さんでした。さすがリゾート地です。薬を追加しました。
薬が効いたせいか、大変気分がよくなってきました。


前を見ると、他の患者が飲み残した赤い薬がありました。
眺めていると、ここのリゾートの薬は鳥にも人気があるのが分かりました。
よく効くのですね。
下の写真です。

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患者は泳ぎに行ってしまいました。











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「お、薬だ」













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「ぐびぐび」



夕日を見ているとかなり体調が回復したので、お医者さんに礼を言い、シャワーを浴びてお客さんと待ち合わせです。





今度は適度な運動です。ソカ&HIP HOPを踊りに行くこととしました。
また旅は続く。
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by mofongo | 2007-06-07 07:52 | Viaje/漫遊記