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2005年 12月 31日
漫遊記:プエルトリコ捕獲CD(5)
【復刻盤】古いとこで、CDで欲しかったのをゲットしました。

“TUMBARON LA VEINTIUNA”/ オルケスタ・クチョン(Orq. De Cuchon)
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Veintinuna (21)とは サントゥルセのバス停Parada 21あたりの事。ここはコルティーホ、シルビア・レサーチ、Pleneros de la 21とかが出ている様に、サントウルセの中でも音楽が濃かった場所。

プレーナ、ボンバのプエルトリコの音がしっかり、こってり、ゆったりとしみついた所から出てきたオルケスタ。リーダーのクチョン・ニュネスはトロンボーン奏者。ロベルト・ロエナのアポロサウンドのメンバー。名盤だなあ。歌い手のJosé (Piliche) Elicierの下町なまりが最高。



“PRESENTANDO /オルケスタ・ハドック
“THE ENTERTAINER 2”/ ルビー・ハドック
“PASAPORTE MUSICAL”/ ルビー・ハドック

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ルビー・ハドック、素晴らしい!”Presentando”はがさがさした中に甘さがあって、エレクトリックなキーボードのサウンド、かなりユニークなセルヒオ・カリーニョの歌。
“Entertainer 2”はヨランダ・リベラ、ペドロ・アロージョ、アンドレス・レジェスのフロント。華やかな音がいいわぁ。キレがあって。ストリングスもブラコンみたいなのもかっこいい!
いずれにしてもプエルトリコの音ですばらしい。


“EL NIN~O, EL HOMBRE, EL SON~ADOR, EL LOCO”/ ラロ・ロドリゲス
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やっと聴く事ができました。ルイス・ガルシア以下のアレンジやストリングスがすごい。ボンバやプレーナをこう扱うかという点にびっくり。しかし、これをクコ・ペーニャとサンタ・ロサの品の良い音にしなかったのは、ラロの若さの勢い。そして全曲ウバルド・”ラロ”・ロドリゲスの作詞・作曲というのに驚き!うーん、そしてこの作品をコルティーホに捧げるという謝辞。うーん、なんかすごい作品だ。もう何回も聴きこんでみないと謎が解けないぞ。


“TIENE CALIDAD (VOLUMEN 2)”/ コンフント・リブレ
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77年の作品。これもLPで探してたけどなかなか遭遇しなかった盤。
いやー、いいなあ。テンポ・アローマールのボーカル、バリー・ロジャース、エド・バーン、レイナルド・ホルヘ、ジェリー・ロジャース、パポ・バスケスの分厚いトロンボーン。
マイルスの”Tune Up”もトロンボーンとロニー・キューバ-のバリトンによる下のほうが厚いテーマやリフが迫力。若きネストール・トレスのフルートもミルトン・カルドナとジェリー・ゴンサレスのコンガもガガガガって感じで元気いっぱい。


“PA’ LOS MAESTROS”/ へスース・セペーダ & グルーポ・ムシカル・ABC
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これもLPで探してた盤。ボンバの故ラファエル・セペーダ翁の三男、ヘスースのグループ、GRUPO MUSICA ABCがコルティーホ、、ラファエル翁、イスマエル・リベラに捧げた作品。プレーナ、ボンバです。(ワワンコー/グァラチャもあるけど)イスマエル・リベラ・Jr.の歌はいいなあ。


次はポップス、ロック、レゲエとレゲトン
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by mofongo | 2005-12-31 23:58 | Musica
2005年 12月 31日
漫遊記:プエルトリコ捕獲CD(4)
“CHARANGA QUE MANDA…A LA CABEZA EN LOS 40” / オルケスタ・ブロードウエー
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オルケスタ・ブロードウェーは1962年にキューバ移民のエディー、ルビー、ケルビンのセルビゴン3兄弟が結成した長い歴史をもつ。チャランガ、泣けますね。エディーは14才の時フルートを始めて、オルケスタ・アラゴンの”エル・ボデゲーロ”リチャード・エグエスにも習った事があるとか。

1975年のヒット作”Salvaje..!”、76年のヒット作”Pasaporte”、78年の”New York City Salsa”、などからのコンピだけど、お約束の1曲目”Isla Del Encanto”、2曲目”Arrepientete”・・・と今でもプエルトリコのラジオでよくかかる曲がいっぱい。彼等のやさしく美しいチャランガのサウンドはNYとPRを行き来して暮らした人には思いが詰まってるかも。


さて、ビエラ親父にはプエルトリコもの以外のサルサも勧められた。まずはベネスエラもの。


“ANTE LOS OJOS DEL MUNDO”/ バイラティーノ (PRVCD-1463-2)
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2枚目。ストレートな音でかつセンティミエント満載でナイスです。アレクシス・エスコバールのフルートと2本のトロンボーンがこのオルケスタの少しやさしい感じを特徴付けてます。”PERFORMANCE”レーベルはビエラ親父のレーベルで息子リッチーが取りしきる。ミックスはパポ・サンチェス。ティテ・クレ・アロンソの”Estampas Y Figuras”とかもやったりしてうれしい。

“EL CHUCHU DEL VIEJO”/バチェオ (PRVCD-1462-2)
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上と同じくPERFORMANCEからの作品。すこしゆったりしたところが気持ちがいい。ベネズエラってちょっと突っ込んでみよう。





“THE PABLO PEREZ PROJECT”/パブロ・ペレス (PP9092)
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これがよく分からないのだけれど、気持ちの良い音。どうもベルギーだか、ヨーロッパで活躍しているユニットとか。シャープです。哀愁感もあってナイスです。


“ORIGEN”/ マニー・シルヴェーラ (689076-26522-5)
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パナマ生まれ、コロンビア出身、アメリカで特に西海岸中心にサルサとジャズの間で活躍するベーシスト。ジョニー・ポランコ&コンフント・アミスタやボビー・マトスなんかとやってます。ちょっとユルい感じもありますが、よいテイクもあり。おもしろいのが”De Colombia A Cuba”とか”En Colombia Folorica”といった曲。コロンビアの独特のにおいが香ったりします。


THE NEW YORK SEXTET (Salsa Power/C11250004)
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もう1枚ラテン・ジャズ、ディエゴ・ガレがプロデュースし、ジョー・クーバのセステート・フベンチュとセステート・ラ・プラヤにオマージュを掲げ、ニューヨーク、プエルトリコ、コロンビアで録音というジャズ。

製作はコロンビア。Sexteto JuventudのLa Carcel なんてコロンビア好みだよなあ。ビブラフォンが良い感じに響きコロが爽やか。ビエラ親父好きそう。
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by mofongo | 2005-12-31 22:57 | Musica
2005年 12月 31日
漫遊記:プエルトリコ捕獲CD(3)
“MODESTO CEPEDA Y LOS PATRIARCAS DE LA BOMBA”
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モデストの新譜というより故ラファエル・セペーダ翁の昔の録音を(多分70年代)からマスターを起こしたもの。これは貴重でかつ、強力!これがボンバだよ!10年くらい前に”Roble Mayor”のタイトルで同様の作品が発表された後、倉庫に眠る貴重な音源をモデストやヘスースがなんとか世に出そうとしていたけど、資金とかの面でなかなか実現しなかった。

この作品はラファエル翁のボーカルに子供達、モデスト、カルロス、ヘスース、マリオ、ロベルト、故オルランド、故チチートなどが集まってラファエル翁の作品を演奏する。ラファエル翁の作品のすばらしさ、ボンバ(ユバ、パウレ、クエンベ、シカ、オランデ)の多様なリズムが楽しめます。CD聴きながら思わずボンバ踊ってしまう!ボンバ・ファンはぜひ!


“DE AYER A HOY-RAICES ESENCIALES”/ グルーポ・エセンシア
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こちらは今のボンバとプレーナ。グルーポ・エセンシアの2枚目です。アンヘル・”パポテ”・アルバラードが率いるこのユニット、管にトロンボーン4本、パンデレータ3人を擁し迷いの無いサウンドを聴かせてくれます。

トロンボーンにはジミー・ボッシュが参加、コロにはルイシート・カリオンとラモン・ロドリゲス(!)も加わってます。ウイリー・ソテーロがバックアップするこの作品、キレの良いトロンボーンと疾走感&重量感は最高。プレーナ・ファンはぜひ。


“PUERTO RICO LATIN JAZZ MOODS”
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ウンベルト・ラミレス(Tp)がとりまとめるこの作品、今のプエルトリコのジャズ・ミュージシャンをたっぷり楽しめます。プエルトリカンのラテン・ジャズはアフロ=キューバンにならない。そこが魅力。と、言いつつ、プエルトリコに住んでるミュージシャンが中心だけどプエルトリコ系だけじゃない。(例えば7曲目のミゲル・マタモロスの名曲”Lagrimas Negras”は強力なヤン・カルロス(キューバ系)のピアノ、ラモン・バスケスのベース(キューバ系。私のお師匠さん)アレックス・アクーニャのドラムス(ペルー系)。色んな組合わせの10曲。

メンツは:
ドラムス:Alex Acun~a、Tal Bergman、Antonio Sanchez、Tito De Garcia、Raul Maldonado
コンガ:Javier Oquendo、Michito Sanchez、Wilito Lopez、William Thompson
ティンバレス:Raul Rosario、marc Quin~ones、Tito De Garcia、Charlie Sierra、
ボンゴ:Gadwin Vargas、Tito De Garcia、
ベース:Martin Santiago、Oskar Cartaya、John Benitez、Pedro Perez、Ramon Vazquez、Eddie Gomez (!)
ピアノ:Richard Trinidad、Nich Smith、Angel David Mattos、Manolo Navarro、Edsel Gomez、Yan Carlos Artime、Walter Bishop
サックス:Frankie Perez、Justo Almario、Manuel Pelayo
トロンボーン:Danny Fuentes、Arturo Velasco、Gamalier Gonzalez、Jorge Diaz
トランペット:Humberto Ramirez、Jose Quinones Jr.、Julito Alvarado
ボーカル:josue Rosado (!)、Lucy Fabery


“VAMOS DE PRARRANDA”/ビクトリア・サナブリア
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ヒバロ音楽の華といえばこのビクトリア・サナブリア。サンタ・ロサとビクトル・マヌエルのところで書いたけど、ヒバロの歌は即興が身上。CDの裏側には”全て録音時の即興”って書いてある。すごいね。こういう即興能力は一期一会の集中力の中でしか育たない。

ビクトリアの作品に混じっての曲が3曲。うれしいですね。プレーナの曲では達人ティト・マトスがパンデレータ(レキント)で参加。
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by mofongo | 2005-12-31 22:55 | Musica
2005年 12月 31日
漫遊記:プエルトリコ捕獲CD(2)
“QUE VUELVA LA MUSICA” / リッチー・レイ&ボビー・クルース (TC114122)
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大変素晴らしい。何故かと言うと、この作品はなんだかレゲトンを取り入れたり(“La Viaje Reguetona”)してるんだけど、全然レゲトンじゃなくてリッチー&ボビーの音。ボビーの歌が空に飛ぶと彼等の世界です。さすが。ショパンとか相変わらずなピアノのメロディーも泣けます。でも、何故これが”Fantasia Borinquen~a(プエルトリカン・ファンタジー)なのか?ショパンには実はボリクアの血が流れていたのか?


“AY MI VIDA”/ ジェリー・リベラ (NORTE LAK 95838)
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エマヌエレ・ルフィネンゴのプロデュースするポップス側のサウンド、いい感じ。ようやく年齢と彼の歌手人生がジェリーのアイドルな個性を消して来た。落ちついて聴ける。サウンドも熱くなりすぎず。久しぶりに妹のサネーとやってるバラード(“Rios de Dolor”)も良いです。

それが終わると、いきなりヒバロなメロで、ガラっとムードが変わる。プレーナ風味にLa Sisterのレゲトンのラッピンが「ボリクワ、ボリクワ」とかぶってきて、うわープエルトリコ、って感じ。そして後ろの方の同じ曲のサルサ・バージョンまで聴いて行くとジェリーはやっぱりサルサがやりたいんだ、って伝わってくる感じがする。


“CON RITMO DE ORIENTE” / 40 Y20 カンディード・レジェス (HCP061CD)
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プエルトリコでグイロと言えばこの人、カンディド・レジェスです。歌い手のロベルト・ブルゴスもよくて実に気持ちの良い作品。グイロって繊細でかつ力強いのがよく分かります。プエルトリコとキューバの有名曲たっぷり、エル・グラン・コンボの”El Caballo Pelotero”、ポンセーニャの”Ahora Si”、エクトル・ラボーの”El Cantante”、ミゲル・マタモロスの”A La Loma de Belen”・・・気に入ってます。


“GUAPERIA” /ルンベーラ (BRI5313)
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アンソニー・カリージョが中心となって、プエルトリコのルンベーロを集めて作ったアルバム。とても濃い。2枚組でたっぷり楽しめます。

2曲目の”Con La Timba a Matar”はホセ・ゴンサレス(Poema)のデクラマ(declama)とジョバニ・イダルゴ、リッチー・フローレスの強力なリズムに乗り、まるでアコースティック・レゲトン。これこれ、こういう強力でニュアンスに富んだなリズム感覚があるからプエルトリコに色々な音楽が生まれるのだ。

3曲目のジョバニとマニェンゲの親子対決(?)も楽しい。タイトル曲の”Guaperia”では脳溢血から回復しつつあるカチェーテ・マルドナドとマハデーロスがジョバニやアンソニーと強力なプレーを聴かせてくれている。

11曲目、昨年急逝したボンゴセーロ、イバン・カセレスへのオマージュも泣けます。パオリ・メヒアス、カルロス・ロドリゲス、エクトール・カルデロンなどの強力トゥンバドーレスたちも参加。
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by mofongo | 2005-12-31 22:54 | Musica
2005年 12月 31日
漫遊記:プエルトリコ捕獲CD(1)
10月~12月のプエルトリコで捕獲したCDたちです。

“ASI ES NUESTRA NAVIDAD”
/ ヒルベルト・サンタ・ロサ & エル・グラン・コンボ・デ・プエルトリコ
 (Norte/52K96886)
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「これが俺たちのクリスマス」という実にプエルトリコのクリスマスじゃお約束の曲ばかり。さすがプエルトリコを代表するメンツが作るだけあります。

チュイートやラミートの定番のヒバロの曲、グラン・コンボの”En Navidad””Nuestra Musica”、ウイリー・コロンの”Asalto Naviden~no”と言ったクリスマス・パーティーに欠かせない盤からの選曲。この内一曲でも歌えれば、パーティーはバッチリです。

CDは2枚組。DVDもCDと同じ20曲をカバー。(但し、DVDはNTSC-USA盤なので日本の普通のプレーヤーでは再生できないので注意です。)


“DOS SONEROS, UNA HISTORIA” /ヒルベルト・サンタロサ & ビクトル・マヌエル(Norte/TRK 95615)

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こちらもDVDあり。NTSC-USAです。
2001年3月、サンファンのコリセオ・ロベルト・クレメンテでの子弟対決ライブ。やっぱうまいですね、二人とも。1曲目はスタジオ録音で、2曲目からがコンサート。

NYのボールルームなサウンドに乗って「イサベラから来た」と歌い出すビクトル・マヌエルと余裕のサンタロサ。それぞれのヒットを織り込んだこの曲が表す様に、二人のヒット、デュエットでの個性の違いとソネオがたっぷり楽しめます。

二人の火花は12曲目の”Controvercia”が聴き所。コントロベルシアとはヒバロの音楽の伝統。

トロバドール(歌い手)二人が、客よりお題を受け取り、そのテーマに従って、デシマ(韻を踏んだ10行詩)とメロディーを即興で作り音楽に合わせて相手をやりこめる、ってもの。

いかに相手のネタに合わせ、即興で気の利いた事を言えるか、リズムに乗れるかがポイント。これができないとプエルトリコのサルサでは歌手は「ソネーロ」と呼んでもらえません。

この曲では、サントウルセという都会出身のヒルベルトとイサベラ出身と言う、カントリー・ボーイのビクトルという設定で戦ってます。

“PA’ QUE BAILE COMO QUIERA…” / ラ・ソノーラ・サンファネラ (Bombon Records 001)
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ピアノのビクトル・ガルシアを中心とするオルケスタ。これ、なかなか良いんですよ。ジャケがオールド・サンファンの石畳で名前もサンファネーラ、トランペットの効いたソノーラ・フォームでサウンドとノリはしっかりプエルトリコ。踊るのに最高です。このビクトル・ガルシアの歌もなかなかナイス。



“TIMBAL PA’L BAILADOR”/エドウィン・クレメンテ (EE0905-01)
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レイ・バレートの50周年、リッチー・レイとボビー・クルースの40周年などの記念盤に参加している、ベテランティンバル奏者、エドウィン・クレメンテのソロ。
バックにはルイス・アキノ、アンヘル・マチャード、トニート・バスケスなどのブラスのツワモノが、リズムにはリッチー・フローレス(Conga)、リカルド・ルーゴ、ペドロ・ペレスのベース、ウィッチー・カマチョ、オスバルド・ロマン、バーニー・ペレスのコロなど間違いのないメンツが固める。2人いる内の一人歌がちょい弱いけど、クレメンテのティンバレスはかっこいい。
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by mofongo | 2005-12-31 22:53 | Musica
2005年 12月 29日
漫遊記:NY 05.12
あー、やっとニューヨーク。アメリカンの9番ターミナルはきれいになっちゃってさびしい。あのワサワサした感じが好きだったんだけど。ホテルでネット繋いでメール処理、お客への電話、レポート仕上げ、とサクサクこなしたら、腹がへった。

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LIRRでジャメイカ・ステーションからペン・ステーションへ。地下鉄より高いけど早い。
ペン駅構内でいくつか演奏、パフォーマンスをつまみ食いする。かなりうまいJAZZとHIP HOP少年ダンスチームが秀逸でした。


地上に出るとクリスマス気分の街。どこもすごい人。クリスマスの買い物客と観光客。6番に乗ってまたも116丁目へ上がる。先ずはCD屋回り。CASA LATINOで探し物を物色。めでたくゲット。そしてFERNANDEZへ。 FERNADEZはバチャータかかりまくり。ドミニカ盤多し。そしてEl Barrio Musicへ。

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El Barrioはサルサとセイスやアギナルドとプエルトリコ一色。ここ好きなんです。CASA LATINOやFERNANDEZの方が品揃えあるんだけどね、それはそれ。お買い得盤が安い。サルサ、ヒバロ、レゲトンと4枚10ドルコーナーで掘り出し物頂きました。

やっぱりクリマス時はヒバロだよ。こんなフライヤーも置いてあった。泣けるなあ。
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◆◆◆


さて飯だ。クチフリートに行ったらテイクアウトの客が鈴なりでちょっと入れない。ああ、もう5時だもんね。ウインドウ越しに見えるモルシージャがウマそうだったけど、あきらめてEl Barrio Steak Houseへ。こちらは若干すいていた。

カウンターの一席が空いてた。左隣はモンドンゴとプラタノ・マドゥーロかあ、右隣のじいちゃんはフィレテ・デ・ペスカド、魚フライにアロス・コン・ガンドゥーレねぇ。うーん、何にしよか。

ショーケースの中を物色。あ、ピニョンがあった。チキンもうまそう!ということで頼みました。

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ああうまい。ジュークボックスからはなぜかバチャータばかりかかる。選曲とカウンターを取り仕切る3人娘(うーん、娘ではないか)はドミニカーナか?

ここの女将はプエルトリカン。店にはしっかり旗が飾られている。しかしこの女将、実にしっかりしてて、キッチンとの間を往復して料理を補充したり、テーブル席の後片付けをテキパキ指示したとおもったら、こまめにレジの金を簡易金庫に移し、札束を輪ゴムでまとめてもっていったりと、ニコリともしないでがんがん働く。ああ、働くってこういうのが原点だよなァ。

◆◆◆

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外にでるともう暗い。いろんな店を冷やかしてから、友人に電話をかけて、SOHOで待ち合わせる。今日はSOB'Sもブラジル系だし、COPAもぱっとしないので、ジャズにしました。

ジム・ホール。ベースはスティーブ・ラスピナ、ドラムスはテリー・クラークのトリオ。なかなかいいメンツ。

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演奏はすんばらしかった。昔をなぞるようなプレイは全然なし。アグレッシブ。演目はアルバム"Magic Meeting"ような感じで、あの音色のギターが実にスリリングにメロとコードを展開させてゆく。幸福。

外に出ると、こりゃ寒い。明日は雪だな。
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by mofongo | 2005-12-29 23:06
2005年 12月 25日
漫遊記:アルーバ
アルーバ。今回は4回目。もとオランダ領で地元ではパピアメント語っていうスパニッシュ、ポルトガル語、オランダ語が混じったような言葉を使う。”おはよう”が”Bon Dia”。ね、ラテン系でしょ。でもありがとが”Danki”。ね、オランダ系でしょ。

しかし皆パピアメントに加えて、オランダ語、英語やスペイン語も話すのだ。だから4ヶ国語が出来る。脅威。

◆◆◆

日曜日午後に着いたので、浜へ。いや、決して遊ぼうというのではない。翌日からの厳しい交渉を前に落ち着いて策を練るという戦略だ。
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プールサイドの方から地元バンドの音楽が聞こえる。

観光客受けしそうな曲は何でもありの選曲。レゲエ、ドミニカン・メレンゲ、スティービー・ワンダー、そしてその合間にパピアメントの歌詞のリズミックな、一種ズークとメレンゲとソカとビクティの混合したような、非常にリズムの強力なとても素晴ら・・、いやとてもうるさい曲である。

ああ、こんなもの聴いている客と翌日から厳しい交渉になるのは相当不安だ。対抗できるのだろうか。ここ数ヶ月、文句言われてる件も解決してないし。

◆◆◆


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このように精神状況が不安定では業務上問題だ。ふとプールサイドを見ると入り口もドアもない珍しいバーがあった。


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敵を知るにはまず地元の事を知らねば。地元のビール"Balashi"を注文した。なるほど、敵はこういうものをも飲んでいるのか。次に地元産のラムを注文した。良い戦略だ。なるほど、敵はこういうものをも飲んでいるのか。

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ふと前の棚を見ると、テキーラがあった。アルーバは雨が少なく、島の北側はサボテンだらけだ。サボテンから作るテキーラは良い戦略だ。なるほど、敵はこういうものをも飲んでいるのか。プエルトリコのラム"DON Q"もあった。年代もの”Anejo"だ。良い戦略だ。その2つ隣には・・・・・

戦略は大変有効だった。次々と新しい策が浮かんできた。さすが良い音楽と良いアルコールは役に立つ。明日はもう完璧だ。交渉はこちらのペースで進むだろう。そのまま美しい夕日を眺め、ドアを押して外へ出て部屋に帰った。(いや、実はいつ帰ったかよく覚えていない)

◆◆◆

翌日。大変有効な前日だったが、問題が一つあったのに気付いた。次々浮かんだ策が記録されてない事だった。別の表現では何も覚えていないという事だ。

その日大変厳しい交渉だったのは言うまでも無い。
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by mofongo | 2005-12-25 00:22 | Viaje/漫遊記
2005年 12月 23日
漫遊記:プエルトリコ 05.12 (2)
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さて、プエルトリコ。恒例のタクシー占い。空港からタクシー、GMのバンのラジオからは、女性ボーカル。ん、このちょっと可愛い声は、んん?誰だ、誰だ?あ、多分Thalia。

タリーア、きれいだよなぁ。お、途中からレゲトン、この声はエクトール"エル・ファーザー"。なかなか良いなあ。しかしポップス+レゲトンって、今回の旅はメイン・ストリーム路線ってお告げ?(どういう意味だ?)

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さて、先ずはビエラ親父だ。カジェセラ(セラ通り)へ向かう。おお、AEE(電力公社)の建物がきれいに完成してるじゃないか。クリスマス・デコレーションだし。?うーん、この庶民の街、サントゥルセ/トラスタジェーレス-ミラマールもだんだん変わってっちゃうのかねえ。一歩裏に入ればバリバリの庶民なんだけど。

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カジェ・セラの一本裏を歩いてみる。うらぶれた普通の道。夜はあやしいとこだけど、昼間は近くの住人が来るコインランドリーがあったり、小さなバーがあってサルサがかかってたりする。ああ、島のサルサは、こういうとこからで出て来てるんだよな。

前にカチェーテ・マルドナドのグループ"マハデーロス"のメンツと飯食った店があったなあ。ええと、あるある、まだつぶれてなかった。

フンコス通りのパラーダ15の横からカジェ・セラへと曲がる。角のバーから大音量でバチャータが聞こえてくる。

◆◆◆

モフォンゴ「親父、また来たよ」
ビエラ親父「おお、変わりないか?Que Bueno」
(ヒバロ系コンピCDやナビダー(クリスマス)コンピがテーブルに並べてあるなあ)「親父、店もぼちぼちクリスマス用にシフトだね。」
「まあな。まだこれからよ。」

とか、話して親父にオススメを持ってきてもらう。常連兼店番みたいないつものメンバーも色々薦めてくれる。各人好みが異なるのが楽しい。

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クリスマス時期は伝統のヒバロ系のバンドをやるやつが多い。(僕もクアトロ練習中、って日本でやってどうする?)そんなバンドに向けて今年は若手グイロ奏者 No.1カンディード・レジェス「グィロ教則本」が出てた。DVD付。

うーん、これはすごい。大体グィロ一本で食ってるミュージシャンがいると言うだけで泣けるのに、この教本を買って、ひたすらグィロを練習するプレーヤーが島に大量にいるというのだよ。さっそく買いました。これで今年のクリスマスは安心だ。

捕獲物を決めて、一休み。いつもの通り貴重なビデオを見る。

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「おお、あれは若き日のパキート・グスマン!うーん、このボレロ、絶品だねえ、若いのに」
常連1ペジン(・ロドリゲス)みたいだろ?」
「ん、このチャランガは誰?」
常2オッケッタ・ブロゥエー(オルケスタ・ブロードウェー)。あ、40周年記念盤、買っとけよ」

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てな事をやってるとあっという間に時間が過ぎる。

親「飯でも食おう」
モ「ごめん、親父、今日はこれから同僚とお客との飯なのだ」
親「そうか、また来いよ」

◆◆◆


次はレゲトンとポップスだな。お、テアトロ・アンバサダーの今夜はフィエル・ア・ラ・ベガのコンサートじゃあないか。でも今晩は無理だな。次の店へ急ごう。

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「どうも、また来ました。レゲトンはどのあたりがイケてますか?」
店員「そら、これとこれでっせ、兄さん(別に関西弁ではないが、かなりリコ訛りが強い)。エル・ファーザーもいいけど、若いのならアレクシス&フィド。このカジェ13もレゲトンというかヒップホップ&ミックスでイケまっせ」

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「そうですか。そこら頂きます。それからポップス・ロックも頂きます。シャキーラの新譜、タリーアのエル・ファーザーとやってるやつ、ルーRBDラ・キンタ・エディシオンを下さい。」
「はあ、お客はん、そんなとこお好きでっか。そんなら、レーナアレハンドロ・サンスとやってるのもよろしいおまっせ」

とか、捕獲して慌てて宿へ。同僚と合流し、ここのお客様とそのご家族と夕食。プエルトリコ飯が食べたいと匂わせたら、しっかりアレンジしてくれました。かたじけなし。

◆◆◆


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あー、うまかった。食べたのは性懲りも無く、共食い「モフォンゴ」です。シーフード・モフォンゴ(Mofongo Mariscos)。

モフォンゴは写真右の器の中。右は付け合せのアマリージョ。甘くてちょっと酸味があって最高。ああー腹いっぱい。
急に降り出した雨の中、宿まで送ってもらいました。皆様、MIL GRACIAS。

(続く)
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by mofongo | 2005-12-23 00:46 | Viaje/漫遊記
2005年 12月 07日
漫遊記:サン・ファン/ルイス・ムニョス・マリン空港
クリスマス・シーズンはウキウキ・ムードの国は多いけど、プエルトリコは他の国に比べて特にその傾向が強い。

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空港も例外じゃない。12月になると、まずメインのホールに教会が出現します。旧市街のサンファン大聖堂を模したデザイン。「ナシミエント」(キリスト誕生のシーンを表すマリアとキリストの像)に東方の三賢者もしっかりと配置です。パスクア(ポインセチア)の鉢も並びます。

そして周りにはプエルトリコの伝統的な庶民の家を模ったものも並びます。こんなクリスマス・ムードたっぷりのホールにクリスマス伝統の音楽、「アギナルド」「セイス・チョレアオ」なんかを演奏するグループが登場したり、また同じく伝統の音楽「プレーナ」が登場したりするのでした。

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こんな空港での様子でもわかるように、プエルトリコではクリスマスと音楽は切っては切れないもの、というよりクリスマス=音楽(&料理&パーティー)みたいな感じなのです。

プレーナが練り歩く"パランダ"、夜中にアギナルドのバンドが寝静まった家を"襲撃"する"アサルト・ナビデーニョ"、そしてもちろんサルサやメレンゲ、レゲトンもパーティーでは大事ですね。

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このあい書いたとおり、空港にすらプレーナ隊が練り歩くわけです。でも観光客を楽しませるため、というより地元のみんなの為と断言してもいい。
だって、プレーナ隊が通過するとき、地元の旅行客はもとより空港職員が手拍子、ステップ、歌と楽しんで参加しちゃう。

全米主要都市、カリブ全域、そしてヨーロッパへの直行便と発着便数は羽田より多いこの大空港の機能は、プレーナ一つで簡単にストップしてしまうのであった・・・。

でも、生活と音楽がほんとに密接、ってことなんだよね。音楽好きにはちょっとうらやましい。

◆◆◆


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さて、大聖堂のミニチュアのあるホールから1番ゲートの方向に歩いていくと壁はクアトロやグイロ、コンガやボンゴと言った当地には無くては成らない楽器のの絵がいつの間にか貼り付けてある。

そしてそこから音符と五線譜が延びているのだ。


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あれ、壁や柱を越えて一番ゲートの方までどんどん続いてるぞ。









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よく見ると音符の下に何か張ってあるぞ、と見てみると歌詞だ。これは定番のアギナルドの曲じゃんか。音符を見ながら歌って1番ゲートまで歩いていくと、当地のクリスマスソングがしっかり歌えるということか。うーん、そこまでやるか、職員の皆さん。




Bターミナルもきれいになりすっかり近代的なサン・ファン空港だけど、けっして冷たい感じがしないのはこういう濃い人たちが働いてるからね。プエルトリーコ!
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by mofongo | 2005-12-07 23:55 | Viaje/漫遊記
2005年 12月 04日
バンコ・ポプラール年末恒例企画盤 2005
今プエルトリコにいます。もうクリスマス一色。
恒例のバンコ・ポプラールの年末企画盤も発売されたし。

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これが出るともうクリスマス。本日日曜日夜8時にはテレビでその企画盤の映像が放映。2、4、6、11の全ローカル局で放映だから当地でテレビを見る人は全員これを見る、ってことになります。NY等本土のプエルトリカンの多い地域では3大ネットワークが放映を予定してると事。

今回のタイトルは"QUERIDOS REYES MAGOS"。プエルトリコのクリスマスには欠かすことの出来ない「東方の三賢者」がテーマです。左のジャケが三賢者。なんだか三賢者というより、バカボンのパパみたいですが・・・

キリストが誕生したのを知ったオリエントの三人の王(賢者)は、はるばる生まれたばかりのキリストに会いに行った、という話ですね。スペイン(カソリック)伝来の習慣で、プエルトリコでは1月6日、Dia de Reyes/Three Kings Dayは祝日なのです。

伝統では、子供たちへのクリスマス・プレゼントはこの日。12/24とか12/25じゃないんですね。クリスマス・イブやクリスマス当日はひっそりと過ごし、三賢者の日にお祝いを行う。だから三賢者は子供たちにプレゼントを持ってくるサンタクロースの役目も果たしていることになります。でも、最近は12/25って感じも強いようだけど・・・。

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さて、今回の音はなかなか面白い。なぜなら初めてレゲトン組が入ってきたからです。ティト・"エル・バンビーノ"とレゲトン・キング、ダディー・ヤンキーが参加。これがなかなか良いんだ。彼らがプエルトリコ人だってことがよーく分かります。

このクリスマスの喧騒のなかでずっと育ってるんだから、いくらヒップ・ホップやレゲエ、ロックが好きであろうと、プエルトリコの音への愛はいつでも体に染み付いてます。

日曜に放映予定の番組の一部は既にPVとして流れてます。クリスマスから正月、そして締めくりのDia de Reyesまでの雰囲気がよく出てるビデオです。
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出演のアーティストはプエルトリコ勢がサルサ組からアンディ・モンタニェス、ビクトル・マヌエル、チェオ・フェリシアーノ、イスマエル・ミランダ、ルイス・ペリーコ・オルティス、メレンゲ組からオルガ・タニョン、マニー・マヌエル、レゲトン組は前述の2名、ヒバロ、伝統組(というのも変ですが)ビクトリア・サナブリア、マリアーノ・コット、エドゥアルド・ビジャヌエバ、ヘスス・ロマン、ホスエ・ロマン、ロシオ・ロマン、ライート、御大ホセ・フェリシアーノ、コロンビアからフアネス!メキシコからフリエータ・ベネガス。(右はアンディー・モンタニェス、チェオ・フェリシアーノ、イスマエル・ミランダのシーン)

サルサ、ボンバ、プレーナ、メレンゲ、セイス・チェレアオ、レゲトン、ポップ、ロック・・と様々な音がクコ・ペーニャやペリーコ・オルティス、イト・セラーノ、ラモン・サンチェスなどのアレンジで楽しめます。

プエルトリコでこの盤は手軽なクリスマス・プレゼントなんですよ。そしてNYのEL BARRIO(イースト・ハーレム)やBRONXでも。12月のお祭り気分がどんどん盛り上がります。

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今回も空港に到着したら、いきなりプレーナと伝統のコスチュームのダンサーが練り歩いてました。もちろん、観光客も楽しむんだけど、一番楽しんでるのは空港職員の皆様。おい、君たち、お客をさばかないで一緒に手拍子で歌ってていいのか・・・。
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by mofongo | 2005-12-04 21:01 | Musica