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2008年 03月 03日
マイアミ '08.3 (1) Mi Tierra
またドサ回りが始まった。
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成田でヒマつぶしに買った雑誌に、脳科学者の茂木健一郎さんのエッセイ"私たちの生命、意識、宇宙 すべては音楽から生まれる"というのが載っていた。

茂木さんが昨年末に出された『すべては音楽から生まれる』という本(面白かった)と同趣旨の文だけど、いつもの音楽がらみの漫遊にふさわしいスタートでねえか。さて、今回はなにが待っているのか?

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ダラスで乗り換えてメキシコ湾上空を飛ぶ。窓から遠くのキューバを見ていると、キー・ウエストの先に街が見えてくる。

マイアミだ。

「カリブ・中南米の首都」とか呼ばれるごたませな街。有名なキューバ人街"Calle Ocho"を中心とした「リトル・ハバナ」、ノース・イーストのハイチ人街「リトル・ハイチ」、ジャマイカ人の多い地区、コロンビア人地区、アメリカ北部からの悠々自適な人々の移住地区やセレブの豪邸が建ち並ぶ地区もある。このカリブ中南米とアメリカの混合具合は独特の香りの音を生む。
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空港の本屋でキケ・サンタンデール(Kike Santander)の自伝を見つけた。

90年代以降のラテン・ポップスのファンなら間違いなく名前を知ってると思う。ざっと思いつくだけでもすぐ10枚以上プロデュースや作曲した作品が浮かぶ。

グロリア・エステファンの"Abriendo Puertas"
ジョン・セカダの"Amor"
タイーラの大ヒット"Extasis"や"Amor a la Mexicana"
アレハンドロ・フェルナンデスのグラミー受賞の大ヒット"Me estory enamorado"
クリスチャン・カストロの"Azur"
ダビ・ビスバルの"Premonicion"
オルガ・タニョンの"Sovrebvivir"
カバスの"Puro Cabas"

その他Marc Anthony, Jennifer Lopez, Chayanne, Diego Torres, Tito Nieves, Jerry Rivera, Tony Vega, , Ilegales・・・・


自伝ではキケがどんな音で育ってきたかって言うのがやっぱり面白い。

コロンビアのラ・フローラの生まれ。ラ・フローラは"サルサの都"カリの北の町。音楽大好きな両親のもと生まれたキケは親父の好きな音がまず刷り込まれる。アウグスティン・ララとか、エルマノス・マルティネスとかパンチョスとか、これらメキシコ、コロンビアのボレロはラテンの音の中の「歌」の心の原点みたいなもんだ。

そして地元のクルラオ、バンブーコ、バジェナート、クンビアといった音も自然に耳に入っている。
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この2つはグロリア・エステファンの"Abriendo Puertas"で見事に結実した。もちろん、物心付いてツエッペリンやピンク・フロイドにノックアウトされエレキを手に入れたような世代だから、そんな感覚も彼の中に溶け込んでいる。

そんなラテンの歌の心とアメリカを含む時代の感覚を含んだキケの才能はマイアミをベースにするエミリオ・エステファンにはすぐピンと来たのだと思う。
そしてそれは、当時カリに住んでいたキケの自分の土地"Mi Tierra"に対する思い、ラテン・アメリカに共通する思いを感じたのかもしれない。

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空港から外へ出ると、うわ暑いわ。宿に入り早速仕事の仕込み。2月はなんだか仕事がバタバタしたり、音楽本の原稿書きがあったり、父が亡くなったりと盛りだくさんで仕込みが後手に回ったので、まじめに働く。気づいたら夜じゃないすか。

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近くのキューバ飯屋へ。久しぶりにロパ・ビエハにしよう。この古着(Ropa Vieja)って、別にダンボール入り肉まんのように古着の煮込みではありません。
チキンのもも肉の煮込み。白飯(Arroz blanco)に黒豆(Frijoles negros)かけてもらって、プラタノのソテーもつけてもらう。

完璧なコンビネーション。最高。リコ飯、キューバ飯は至福だよ。これに匹敵するのは、個人的には東京の某xx庵の鴨南蛮か、XXの鰻蒲焼か。

宿に戻り、仕込を続ける。BGMは地元のレゲトン局。頭が冴えて来て仕込みも進む。気づいたら夜の11:00。

んー?どうしようか。大人しく部屋でビール飲んで寝るか?ラジオからZion y Lennoxの"Baila conmigo"が・・・。


やっぱ時差ぼけ解消には外出だわ。

(Part 2へ続く)
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by mofongo | 2008-03-03 19:01 | Viaje/漫遊記
2008年 03月 03日
今年のサルサ国民の日"Dia Nacional de la Salsa 2008"
恒例のサルサ国民の日(Dia Nacional de la Salsa)、今年は3/30(日) 昼の12:00から。会場は昨年と同じく、サンファン市内のHIram BIthorn球場です。

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今年は第25回目。なんと4分の1世紀もやってるんです。すごいですね。
毎年、サルサに貢献のあった人たちがオマージュを受けるのですが、今年はマニー・オケンド、ラリー・ハーロウ、そしてあのビエラの親爺(=Rafael Viera)!

いやー、うれしいなあ。このブログでも何度も書いているように、親爺はサルサの生き字引みたいなもんで、若い時ニューヨークにいた頃から始まって、島にもどって来てもプロデューサー、プロモーター、レコード会社経営(Performanceレーベル)、レコード店経営(Viera Discos)・・と常にサルサの真っ只中にいてサルサをサポートしてましたから。

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チェオ・フェリシアーノが若い頃、麻薬でジョー・クーバのオルケスタをやめて島に帰ってきて、ボロボロの頃(チェオは物乞いまでやった)、親爺はしっかり手を差し伸べてチェオをサポートした話などはほんの一例。親爺の話は一度まとめないとなあ。

このブログの定番ネタでもありますが、ずっと昔からプエルトリコのサルサの話をほんと色々教えてもらいました。親爺に紹介してもらったサルセーロも数知れず。

(親爺ネタを数え上げてみたけど、ほんと世話になってるなあ)

'02.11-'03.12-'04.10-'05.9-'05.12-'06.6-'06.11-'07.6-'07.12

親爺、おめでとう!長生きしてください!頼むよ!

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で、今年の出演者ですが、主催者のペドロ・アロージョが今のところ確認してるのは:

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オルケスタ・シグロ21、ソノーラ・ポンセーニャ、エル・グラン・コンボ、ラリー・ハーロウ&イスマエル・ミランダ+フニオール・ゴンサレス&アダルベルト・サンティアゴ、スパニッシュ・ハーレム・オーケストラ+レイ・デ・ラ・パス、マニー・オケンド&リブレ(アンディー・ゴンサレス(b)、フランキー・バスケス、テンポ・アロマール、プピ・トレス


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いやー、豪華ですね。
まず、グラン・コンボ、ポンセーニャの島を代表する2つが一編に楽しめるでしょ。









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そしてニューヨークからのラリー・ハーロウが久々にイスマエル・ミランダとやるだけじゃなくて、フニオール・ゴンサレスとアダルベルトもジョイン。








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スパニッシュ・ハーレム・オーケストラも見逃せないですね。日本に来てくれそうでこないんだよな。










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そしてマニー・オケンドとリブレ。フランキー・バスケスにテンポ・アロマールですからね。名うてのソネーロを聴かない手は無い。

もう行くしかないですが、今年はムリだなあ・・・。





そうだ、丁度その頃赤木りえさんがプエルトリコでコンサート・ツアーだ。友人も行くし話しが聞けるかも。

という事で、行ける人はぜひお見逃し無く!
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by mofongo | 2008-03-03 16:20 | Musica/SALSA